不快な匂いにどう対処するか

ふわっと香る、心地よい匂いと
もわっと侵食してくる、不快な匂い

その境界線は、いったいどこなのだろうと考えてしまう。

我が家の隣からは、いつももわっとした匂いがしてくる。
ベランダからは柔軟剤の匂いがリビングに入り込んでくるし、作業している部屋は、シャンプーらしき匂いに侵食されてしまう。

うちは、窓を開けておくと、風が抜けてエアコンを使わなくてもいい日が結構ある。エアコンで温度調整するのが苦手なので、できるだけ窓を開けて過ごせる日は、エアコンをつけたくない。

でも、匂いが…すごいんだよ…
最近は、特に夜がすごい。この匂いをどう表現したらいいんだろう。

匂いは、本当に厄介だ。
お隣さんは「いい匂い」と思って使っているはずだから。でも、隣の我が家にとっては「不快で迷惑な匂い」になっている。

そして、「匂いを出さないでくれ」とは管理会社も言えないので、当人同士で解決するしかない。

私も、全ての匂いが嫌いなわけではない。
髪のセットに使うバームの匂いは好きだし、シャンプーも無香料ではない。友人がつけていた香水の香りも、落ち着いたいい匂いだった。

思わず、「臭い!!!」と腹を立ててしまうくらい強烈な匂い。
でも、その製品の匂いをいいと思う人もいるのだ。

隣の家の換気扇の排気口と、我が家の窓が近すぎて、匂いが直撃するという構造上の問題はあるけれど、この構造はどうすることもできない。

引っ越しも考えざるを得ない日が来るかもしれないけれど、引っ越し先の隣人が、無臭とは限らない。
生活の匂いは、生活してみないとわからない。
今の家も、まさかこんなに匂いがしてくるなんて思いもしなかったもの。

香害という言葉を、以前よりは耳にしたり目にしたりするようになったけれど、お隣さんが、自分の家が香害の源になっていると気づくにはどんなステップが必要だろうか…。

「隣の匂いはもはや香害だ」なんて言うことは、危ういだろうか。
「匂いなんてひとそれぞれだ。身体に異変が起きているわけでもないだろう」、「窓を閉めて生活したらいい」ということなのだろうか。

現時点では目に見えてわかる異変はないけれど、匂いで頭がくらくらすることはあるし、咳が出ることもある。そもそも、なんで好きな時に窓を開けて、心地よい風を思いきり吸い込むことができないんだよ、と思ってしまうよ。ベランダで涼むこともできないんだよ。くさすぎて。あ、くさいって言っちゃった。

あんまりこういうことは書きたくないなぁと思うのだけど、今日はもうなんだかとっても匂いが強烈で。こんなの売るなよ…と思ってしまうんだよ。自分には何ができるだろう。

生活が、何者かに侵食されてしまう不快感。
その不快感の解消法を、私はまだ見つけられずにいる。

ありがとうございます。ロックンロールと生クリームとマンガと物語に使いながら、自分の中のことばを探っていきまます。