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日本の新聞は書いていないが、英国のスナク首相は「温室効果ガス排出を30年までにゼロにするという政策は間違いだった」と言明した。 

以下は2月1日に発売された定期購読専門月刊誌テーミスに掲載されている高山正之の連載コラムからである。
本論文も、彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストであることを証明している。
今、真に、ノーベル賞に値する文筆家は高山を措いて他にはいないと言っても過言ではない。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読。
文中強調は私。

支那人の詐欺紛いの「産物」電気自動車(EV)に騙されるな
ペテンが文化で罪悪感がない支那人が大儲けするために作った
独創性がなく盗んで真似する
 
支那の知られた文化人に林語堂がいる。
彼の著作『支那・文化と思想』の前書きはパール・バックが書いている。 
それによると支那人(漢民族)には罪悪感など「些かも心を動かさない」、つまり罪の意識などまるでないと。 
一方で、国家、社会を律する制度やシステムを作るずば抜けた力量はあるけれど、同時にどんな法律、規則もごまかし、無効にする能力も兼ね備えている。 
林語堂はそうはいわないけれど、支那人は自ら国を建て、民を治め、その幸せを実現することに全く慣れていない。 
なぜなら支那人は夷狄の殷、周、秦に始まって鮮卑の隋、唐、モンゴルの元、満洲人の清に至るまで、常に長城を越えてやってくる外来征服民族に支配される奴隷の民であり続けたからだ。 
だから「支那人は少し暇があると」と林語堂は書いている。「カニを食べ、抹茶を飲み、麻雀卓を囲み、書道を楽しみ、鳩を飼い、日本人を罵倒する」のを楽しみにしていた。 
天下国家を云々する立場にない、いかにも奴隷育ちらしい生活感が覗く。 
ただ、ここには書かれていない支那人の特性もある。
常に嘘をつき、人を騙すことを喜びとする国民性だ。 
先日、在日支那人が偽のグッチだかを製造販売して捕まり、彼が作った模造品も押収された。
それでも平気で「偽物とは知らなかった」と罪状を否認する。 
ラルフ・タウンゼント『暗黒大陸・中国の真実』にはバケツ一杯の石炭を持ち出そうとした使用人が「旦那様の石炭が少ないので我が家から持ってきたところです」といい抜ける様が描かれている。 
そんな国民性を支那人自身も嫌がる。
香港の政治評論家、鐘祖康の「ネットによる意識調査」では支那人の65㌫が「来世は豚になってもいいから支那人には生まれたくない」と答えている。 
支那人のもう一つの特性は独創性がないことだ。
この国では文化は長城を越えてきた異民族が持ってきた。 
例えば青銅器文化は北狄の段が、鉄器文化は西戎の周がもたらした。
支那人はただその恩恵に浴し、模倣してきた。 
それが新幹線や宇宙開発になっても同じ。
知財を盗んで真似してきた。 
いや支那独自の文化はないことはない。
一つは纒足だ。
女の足を縛って変形させる。
もう一つが殉節。
夫が死ぬと妻を自殺させる。
女を虐める文化は今も女優を脱税で起訴したりして続いている。 
独創性のない支那人が21世紀に入って突如、太陽光発電で当て、電気自動車でも当てて、大儲けしている。 
ただ、これも実は他人様の知恵だ。
支那人に公共心はない。
川は汚し、大気も汚し、スモッグだけでなくPM2・5も生み出した。
その大気汚染をカネにしようと持ち込んできた男がいた。
カナダ人モーリス・ストロングだ。
 

地震の津波で水没なら感電死 
猜疑心の強い支那人が彼を受け入れたのは、彼があのアンナ・ルイーズ・ストロングの甥だったからだ。 
彼女は共産主義にかぶれ、1930年代のモスクワに行ってスターリンに可愛がられる。
その時期、500万人が餓死したホロドモールが始まる。 
50年代、今度は支那共産党に憧れて毛沢東を訪ねて北京に永住する。
その時期、毛は「大躍進」政策を打ち出し4千万人を餓死させた。 
「禍を呼ぶ女」にも見えるが、彼女の著作『女ひとり行く』にはひたすら健康な共産主義社会が描かれる。 
その甥っ子モーリスは叔母を通して支那要人に知己を得て、その威光で国連環境計画の事務局長に納まった。
92年には国連「地球サミット」を始める。 
趣旨は温暖化の危機を吹聴し、先進工業国の責任を糺して、その富を吐き出させる。 
ただし世界の炭酸ガスの3分の1を排出する大気汚染大国の支那は、大切なパートナーだから「いまだ後進国」にランク付けした。 
環境詐欺は軌道に乗り、先進工業国家は項垂れて京都議定書に調印した。 
その過程でモーリスと支那に新しい仲間が加わった。
アル・ゴアだ。 
元米副大統領は『不都合な真実』を発表し、オスロに手を回してノーベル平和賞も出させた。 
支那はそこで「環境に優しい」EV(電気自動車)を世に出した。
これからは太陽光発電とEVの時代だと。 
ただ、そのEVは走行距離が短く、充電に時間を食い、その充電用電気のために大量の石炭発電所を必要とした。 
そういうボロにも目をつむってEVにしたとしよう。 
そしたら能登地震が起きた。
停電だから充電は不可。車中泊したら凍死だ。
津波で水没すれば感電死する。 
地震が来なくても不意のゲリラ豪雨もあれば雪道で何日も立ち往生もする。 
自分は後進国といい逃れる汚染大国の言葉をそれでも人は信じるのだろうか。 

BYD日本上陸でも普及せず 
幸いというか、日本人は今でも毒餃子を覚えている。
支那製のドックフードで愛犬も失った人もいる。
支那人の「いい加減」にはもう乗る人も少ない。 
支那お勧めのBYDが上陸したが、売れないヒュンダイですら見かけるのに走るBYDは見たこともない。 
よその国でも実は同じだ。
支那べったりの米カリフォルニア州でさえ3㌫どまり。
全米では1.2㌫でしかない。 
日本の新聞は書いていないが、英国のスナク首相は「温室効果ガス排出を30年までにゼロにするという政策は間違いだった」と言明した。
その上でガソリン車の余命を取りあえず35年まで伸ばした。
将来は廃止するだろう。 
ホンダはEVから半歩引いたし、トヨタは最初からそっぽを向いてきた。 
支那人の文化は詐欺だ。
角栄も大平正芳もみな騙されたが、日本社会は周恩来が尖閣を誤魔化そうとしたことも毒餃子も覚えている。
BYDを持ってさっさと帰るがいい。

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