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人々が殺到したが、それはGHQの思惑とは違った。手を合わせ、お声に涙し、そして万歳がいつまでも続いた。 翌年は東北と関西を巡幸された。

2021/1/15
以下は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである高山正之が2020/12/31に出版した最新刊からである。
日本国民全員のみならず世界中の人たちが必読である。
特に、朝日新聞という自分達の国を世界に向かって貶める事に快感をもっているだけではなく、その為なら、どんな捏造でも行う、先進諸国の何処にもない愚劣な新聞で生計を立てている人間達と、これを購読している人間達。
わけても、ドイツに学べ、と言って来た所謂学者達。
朝日新聞等の反日記事を利用して反日記事を書き続けて来た南ドイツ新聞で生計を立てている人間達。
南ドイツ新聞を購読し、毎年、年末に、ジョン・ラーベが捏造した南京大虐殺物語を、恒例行事として放映しているテレビ局で生計を立てている人間達、
結果として、反日思想を持っているというドイツ国民の約半数。
米国の、韓国の代理人であるアレクシス・ダデン等の学者と称する人間達は必読である。
世界最高の本であると言っても過言ではない。

アメリカが制定したと自慢する憲法を棄てるのが日本国民の責務
今上陛下のご発言の背景にある「象徴天皇」への問い
 
ジョン・ダワーの『敗北を抱きしめて』には昭和天皇の玉音放送について「自分が命じた侵略戦争とその敗戦の責任を免れるため」の演出で、「五内(ごだい)為に裂く」と深い悲しみを語って「国民をうまく騙した」とある。 
敗戦の日。
多くの臣民が「皇居前に額ずいて涙を流した」が、それは「天皇を想っての悲しみではない。苦悩と後悔。騙されたという怒り」だとタワーは言う。 
あのころ、菅直人みたいな連中がマーク・ゲインにおだてられて天皇の戦争責任を叫んでいた。
そんな中、昭和天皇は全国巡幸の許可をGHQに求められた。 
民政局高官は「面白い。眼鏡をかけた小男が群衆に石をぶつけられ、罵られるのは見ものじゃないか」と言った。
ダワーはこの民政局の発想をもとに半世紀後に屑みたいな本を書いたわけだ。 
かくて昭和21年2月19日、川崎の硫安工場を皮切りに、翌日は新宿の焼け跡に、と巡幸を始められた。
人々が殺到したが、それはGHQの思惑とは違った。
手を合わせ、お声に涙し、そして万歳がいつまでも続いた。 
翌年は東北と関西を巡幸された。
初夏に大阪を訪ねたときは歓迎する数万の市民の波に警護のMPが威嚇発砲するほどだった。 
人口3万の飛騨高山では巡幸を聞いて13万人が押し寄せた。
ずっとあと、昭和29年の北海道巡幸の折に旭川市に15万人が出迎えるまで、この記録は残った。 
広島も訪ねられた。
原爆被災孤児の施設で、頭皮を失った孤児を抱きしめられた。
男の子は微笑み、シンとした院内はやがて涙と嗚咽に包まれた。 
原爆投下地点の相生橋前で陛下のお言葉を聞いた7万市民の間から沸き起こった「陛下万歳」の声は竜巻のように広島の空気を震わせた。 
この圧倒的な現象にGHQは驚愕した。
広島からの帰途、民政局のポール・ケントはお召列車の沿線で子どもたちが禁止された日の丸を振っていたのを見て、これを囗実に巡幸を打ち切らせた。 
陛下の存在が日本人を突き動かしている。
憲法の言う国事行為の域を出ているというのが米国側の判断だった。
今上天皇がその憲法に触れない形で個人的な思いを語られた。
ご退位を語られたように言われるが、あれは現行憲法の言う「象徴天皇」とは一体何なのか、「国事」とは何なのかと問われているように聞こえる。 人間天皇を押し付けながら、自分の思いも語れない。
人間の基本的権利すら認められてないではないかとも問われておられる。 
このメッセージが出た後、「ニューヨーク・タイムズ」が「退位させるべきだ」と見当外れの社説を書いていたが、その冒頭に天皇は国事のみを行う国民統合の象徴だと「米国が制定した憲法」で決め、「譲位も認めない」と書いている。 
バイデン副大統領も「米国は憲法で日本が原爆を持てないようにした」と公言している。 
今上天皇はそこを衝かれた。
象徴天皇とは国民に寄り添うことと思い、模索してこられた。
しかし父上の昭和天皇はそれでも憲法を制定した米国から「国事行為の逸脱」と叱られた。 
今上天皇は模索の中で米国が昭和天皇に特に文句を言わなかった事案を探されたように思う。 
一つは水害被災地にいかれたこと、病床の永井隆博士を見舞われたこと、常磐炭鉱の切羽に降りられたこと。
目立たず、ひっそり、万歳のどよめきがないことが国事の範囲と思われたのではないか。
因みに昭和天皇の巡幸中止は1年半に及んだが、陛下自らがマッカーサーを説得され、また巡幸を待つ地方の声の大きさにGHQが譲歩して昭和24年5月、巡幸を再開された。
佐賀ではシベリアで洗脳を受けた共産党員が陛下に食って掛かろうとして言葉を失い「こんなはずじゃなかった」と陛下の前で泣き崩れている。
日本人に共産主義は似合わない。 
「オレが制定した」と米国が堂々という憲法。
ここまで宸襟を悩ませた憲法。
早く廃棄しちまうのが国民の務めだ。

 

 

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