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【週刊 #おせっかい不動産】愛犬ハクとおっちゃんと【事例集】

アフロさん、相談乗ってもらえますか??

ご紹介いただいたのは、長年お世話になっている司法書士さん。
はっぴーの家で暮らしている、おばあちゃんの後見人もされています。

ある日相談されたんよ。「アフロさん、私の知り合いで困っているおっちゃんがいるんです。相談乗ってもらえますか??」ってね。

話を聞くと、決して経済的には裕福とはいえない独り身で暮らしている「さつかわさん(以下:おっちゃん)」という方でした。

譲れない条件は「ペット可」の物件

物件を探すにあたって1番の条件は、「犬と一緒に暮らせる家」ということでした。

ご家族がいないおっちゃんにとって、愛犬のハクくんは家族同然のような存在です。しかし、施設に入ると離れ離れになってしまう。

高齢である自分が借りれる家自体が少ない中で、「ペット可能」「高齢者の単身住まい可能」の2つの条件が揃う物件が見つからないとのことでした。

話聞いてたら、身体的な不安だけじゃなくて、精神的な部分や社会的な不安を抱えてるんちゃうかな?って思ったんよね。

物件を探すと同時に、Happyのケアマネージャーや看護師にも相談。後日一緒に訪問し福祉のサービスも活用することに。こうして、おっちゃんと不動産の相談をキッカケに、引っ越し後も継続した関係性が始まることになりました。

ある日、おっちゃんから相談の電話

引っ越しして3ヶ月くらいかな。突然おっちゃんから電話が来てん。
「ハクを預かってくれないか?」って

詳しく事情を聞くと、おっちゃん自身が体調を崩して数週間入院することになったそうです。

もちろん犬は一緒に病院に行けへん。だけど身寄りがないので預ける人もいない。ペット専門の宿泊施設に預けるにも費用がかかって難しい。
何より知らない人にハクを預けることは不安やねんて。

じゃあどうする?
アフロさんやはっぴーの皆さんやったら、大切に預かってくれるかもしれないかもって思ったらしくて。

とういうことで預かることにしたアフロさん。自宅で預かるにしても、仕事や生活の都合が合わないことも多く難しい。ということで「はっぴーの家」でみんなで預かろうという話になりました。

おっちゃんのペット、預かってみた。


まずは全スタッフに情報共有。普段、新しい入居者さんや体験宿泊(通称:はぴ泊)の人と同様に、宿泊者としての扱いです。


到着早々手厚い歓迎

勝手に散歩連れてってくれるおばあ

抱きながら散歩行くおばあ

ハクを溺愛するおばあ

キヨコ
カズコ

はっぴーの家に馴染みだすハク

ハクの性格をつかみ出すスタッフたち

まさかの宿泊延長

そして美容院行く予定があったとのことなので、

連れて行ってみた
無事付き添い終了。
before
after

だいたい2週間くらい預かったんかな?
最初はハクもビビってたけど、しばらくするとリビングで寝落ちするほどリラックスしてくれたみたいで。

ここでよく考えてみてほしいんです・・・。
皆さんが大事にしているペットを、自分が暮らしている物件の管理会社に連絡しますか?(笑)
なかなかあり得ないことかもしれません。
顔も名前もわからない人が多いんちゃうかな?


それからの暮らし

おっちゃん、そしてハクとは今でも定期的な訪問を通じ関係性は続いています。

看護学生の実習時にありがたいお話をしてもらったり
市の情報誌でモデルのお仕事してもらったり。


まぁ、ここで何が言いたいかというと、ぼくたち不動産屋の仕事は仲介業だとは思っていないということです。

あくまでも関係性を築く、1つのキッカケ。

そしてこの事例は、僕たちが継続して関係性を紡げているからこそ生まれたもので、別に狙ったわけではありません。

不動産への相談から福祉サービスの活用提案、そして今に至る中で自然に生まれた1つの出来事。

「ハクを預かって欲しい」

目の前にいるおっちゃんが喜ぶことをやってみたら、結果的に入居者さんや子ども達、スタッフもハッピーになった1つの事例でした。

おせっかい不動産とは?
「住まい」は広さや駅からの距離だけではない。「街の雰囲気」や「コミュニティの在り方」も暮らしやすさに影響する。仕事、サードプレイス、福祉的ケア…etc。そんな家以外の要素を含めて、”暮らしを取り巻く環境まるごとアテンドする”。それがおせっかい不動産です。

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