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身につけるということは

季節の変わり目。
年度末の今日、末の双子は元気に今日も保育園へ。

園に通い始めて一年。
朝、決められた時間に起きて着替えてご飯を食べて自宅を出る。子供たちにとってはすごく大変だったのではないでしょうか。親も日々同じく・・・。それはともかく、長男はインドア派。次男はユーチューブ大好きっこ。自我が強く、個性溢れる三男。
外が寒くても、我が家は毎日賑やかです。
小学校から持ち帰るお便りを読み、家庭で親としての姿を振り返ったりもしています。


貼付
1学期のことですが、2年生が、ミニトマトの緑の堅い実を発見し「もうトマトの匂いがする。」と観察カードに書いていました。1年生は、朝顔の葉に触れて「なんか毛が生えているみたい。」と感じ、目をこらして葉っぱを観察していました。子供たちは、身近な自然の中で五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を使って学んでいます。人が何かを認識するときには、必ず五感から情報を取り込み、その印象を受け止めて脳で判断します。五感は、使えば使うほど磨かれ、使わないと退化してしまいます。五感は育てるものなのです。育っていくことで、それが次への原動力となります。だから小さい時からの五感を使った活動が必要なのです。

人間には五感を超える感覚も存在していると言われていますが、ご存知ですか。それがいわゆる「第六感」です。虫の知らせによって何かを認識する能力や目に見えないものを見る力です。「直感」や「勘」、時には「霊感」などとも言われます。よく、「ピンと来た」とか、「なぜか分からないけど、何となくそう思った」とか言いますが、第六感とはこういった、『根拠はないけど、ふと頭に浮かんだ考えや感じ』のことを言います。しかも、根拠はないのに、かなり確信がもてるハッキリした考えだったりします。

この第六感は一見、非科学的で不思議なものという感じがしますが、科学の分野ではこの「第六感」に関する研究が進められています。科学的な見方によると、第六感とは「五感から得た情報を脳で続合する能力」ではないかと言われています。つまり、私たちが視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚で感じとったバラバラの情報をまとめる力、ということです。そして、『これらの情報には一体どういう意味があるのか?どんな結論が出せるのか?』という答えを出す能力です。ということは、第六感は「五感とは別の独立した、六番目の感覚」というよりは、「五感をまとめあげる能力」ということになります。

例えば、「友達が何となく自分に嘘をついているような気がする」と感じたとします。「なぜだか分からないけどそんな気がする」としか思わないのですが、実は、相手の微妙な変化を無意識に読み取っていたのではないでしょうか。その子がいつもより声のトーンが高かったり(聴覚からの情報)、そわそわして落ち着かなかったり(視覚からの情報)・・・こういった五感から得た様々な情報を、無意識のうちに頭の中で整理して、「嘘をついている」という一つの結論を出していたのかもしれません。この「情報を整理する能力」が「第六感」なのです。

危険を察知する能力であったり人の気持ちを理解する力になったりする「第六感」は、正に「生きるカ」そのものです。「生きる力」を育てるために、よく見る、耳を澄ませる、香りを嗅ぐ、触ってみる、食材を味わうなど、五感すべての感覚を研ぎ澄まし、「第六感」を磨いていきましょう。

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