スーサイドスクワッド:キルザジャスティスリーグはジンクスを破れるのか

こんにちは、こんばんわ。
スーサイドスクワッド:キルザジャスティスリーグ、プレイしてますか?
シーズン1もスタートし、プレイアブルキャラとしてジョーカーが追加されると、やにわにプレイ人口が増えたらしいですね。まぁ元が少ないみたいで、増えたところで活況とは言い難いようですが。
ですが私は好きですよ、このゲーム。
てかタイトルロゴでキルザジャスティスリーグがカタカナなのすごくダサくないですか、このゲーム買う層はそのくらい読めるだろうと。まぁそれはいいです。


ゲームシステムとか


オープンワールド型のフィールドも手頃な広さで、キャラクターの移動性能も悪く無い為ファストトラベル等無くとも快適。
このゲームの舞台であるメトロポリスは広さよりも高低差に富んだフィールドで、道路や建物が複雑に交錯しています。
そこをジェットパックや瞬間移動で直線的に、100メートルを超える大ジャンプで放射線状に、スイングやグラップルで曲芸的に駆け抜けるのは中々爽快です。
戦闘システムも基本的にはTPSですが、近接攻撃の重要度がかなり高く、近接から射撃のコンボで確定クリティカル、射撃から近接で回復するなど中遠距離から近距離までを目紛しく立ち回る事になります。
プレイアブルキャラは6種ある射撃武器種のうち3種を装備可能で、同時に2つまで装備し切り替えつつ近接攻撃やグレネードを織り交ぜて戦います。
近接攻撃やグレネードにはアフリクションと呼ばれる状態異常を付与させる機能もあり、それらを駆使するとホントもう大暴れといった感じです。
対空しながら、ヒット&アウェーで、高所から急降下して等、キャラクター毎に違う戦法を取れるのも戦闘がメインゲームであることのいいスパイスになっています。
SEやコントローラーの振動も小気味よく、戦闘の気持ち良さに一役買っています。
それにPvPでない故か、エイムアシストも程よく効いて戦いやすさも折り紙つき。
フィールドにいくつも展開されているミッションをプレイする際に「準備万端」になっているキャラクターは攻撃力・防御力・取得経験値が増えたり、契約と呼ばれる達成目標(特定武器種で敵を何体倒せ系ほか)を設けるなど使用キャラを変えながらプレイする動線作りにも余念がありません。
またトレハン的楽しみ方もあります。
ミッションをクリアすると装備品が手に入り、より良いグレードのものやセット装備、装備毎のシナジーを考慮して装備を変えると更に大暴れ出来るという塩梅です。
プレイヤーの得意な戦闘スタイルに合わせて装備やタレント(レベルアップによって選べるスキル)を選ぶ遊び方をすれば大変効果的。
ただそこまで考えなくとも、セット装備にしてテキトーに戦って効果が発動すればラッキー⭐︎くらいでも大丈夫です。
なんならハクスラヘビープレイヤーには薄味調整みたいですし。

ストーリーで炎上したらしい


え、バットマンはじめジャスティスリーグ全員が死んだからですか?タイトル読めないのかしら。
このゲームは傑作ゲームシリーズ、バットマンアーカムシリーズと世界観を共有し、アーカムナイトから5年後を舞台とします。
アーカムシリーズと地続きにしなくても良かったかなぁと思わなくもないですが、バットマンが死ぬとか敵に回るとか別に目くじら立てる程ではなくないですか?
マーベルにもDCにもマルチバースと呼ばれる並行世界設定があるので、別世界での出来事として展開しても良かったかなと思う程度です。個人的には。しかも今作はその並行世界を跨いでストーリーが進む為、嫌悪感を覚えるプレイヤーが多かったのかもしれません。
しかしスーサイドスクワッドの連中はジャスティスリーグのメンバーと因縁があったりするので、嬉々としてジャスティスリーグを殺りに行くのに違和感はありません。今作ではジャスティスリーグの面々は黒幕であるブレイニアックに洗脳され、人類に敵対していますし自分の命と刑期がかかってるので尚更ですね。
スーサイドスクワッドの連中は大抵下品で短絡的快楽主義の頑固者です。そんな奴らが軽口叩いてメトロポリスを飛び回り、敵と見るや襲いに行くノリでジャスティスリーグと相対しては死に掛けながらヒーローを倒していく様は「スーパーヴィランゲーム」として間違った方向性では無いでしょう。洗脳されたヒーローを一人ずつ救出する方が「お前ら変わっちまったな」となるはず。
それと同等にポリコレでも騒がれているようですが……ギリ隠してあるかな?
確かにワンダーウーマンの死に方が一人だけ綺麗だったとは思いますし、なんならワンダーウーマンもボコらせろとは思いますが、ストーリーが破綻するような無様は晒していません。もうちょい顔面偏差値高い方が好みでしたが。
あとはコーデックスに見え隠れしてるとかなんとか。
これについてはポリコレコンサルがついたせいだとかなんとか……まぁアメリカはポリコレバカが多いので冷ややかな目で見ておきましょう。

そんなことよりジンクスを破って欲しい


ではそのジンクスってなんぞ?とお思いの諸兄諸氏にはここ数年で発売され大作扱いされたアメコミ原作トレハンゲーを思い出して頂きたい。
ひとつMarvel's Avengers
ふたつゴッサムナイツ。大作扱いかな……?
そして今作、スーサイドスクワッドです。
どれもこれも好きなんですよ、僕は。
でも前二つは早々に死んでいったんです。共通点としてはトレハンである点です。
Avengersとはライブサービス型という点も共通しています。ゴッサムナイツもライブサービス型を目指した形跡があります。
ライブサービス型トレハンといえばANTHEMもそうですね。
トレハンとはトレジャーハントの略で、敵を倒しより良いアイテムを手に入れて更に強い敵を倒すゲームジャンルで、一般にはハクスラ(ハック&スラッシュ)とも言われています。
また、ライブサービス型というのは運営型とも言われ、スマホのゲームでよくある何年にもわたってコンテンツを追加していくゲームです。買い切り型ゲームのDLCとは違い、追加コンテンツのプレイ自体に追加の料金は大抵発生しません。
ではどうやってマネタイズするかというと、キャラクターのコスチュームやエモート等を販売することで「欲しいプレイヤーは」お金を追加で支払う形ですね。
スマホゲームは基本プレイ無料である為さらにガチャがあったりします。
このライブサービス型のゲームというのは昨今非常に増えていますが、コンシューマーゲームでかつ基本プレイ無料でないもので成功している例は数少ない。私が知る限りDestiny2とdivision2くらいですが、Destiny2も最近プレイヤー数が減ってきているようです。
そしてスーサイドスクワッドキルザジャスティスリーグがその仲間に入りました。
一年という期限付きですが無料でコンテンツアップデートをし、キャラクターやフィールド、装備を追加していくと宣言しています。
期限を設定したのは賢明だと思いますし、追加されるフィールドも雰囲気が変わったメトロポリスでしょう。よく言えば省エネですね。口さがない僕なんかは手抜きと言ってしまった良いのでは?と思っているところですが。
一年であればバトルパスやコスチュームが思いのほか売れなくとも、他の死んでいったゲームよりも最終的な傷は浅いかもしれません。
それでもジンクスを破って、好評でもって一年後に有終の美を飾ってほしい。あわよくば次の一年も続けてほしい。でもそれ以上にライブサービス型のコンシューマートレハンゲームはこれ以上出てこないで良い。トレハンだけでももう食傷気味なので。
あ、もしかして売れない理由これだったりしませんかね?

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