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日本少女の1st Single

 日本少女の1st Single『とんでもない春に/夏日狂乱』が配信リリースされました。われわれにとってはじめての音源のリリースということで気分もいい感じにるんるんしておるので、その勢いでnoteをはじめてみました。そんなわけで、リリースされた曲について、つれづれなるままにいろいろと書いてみます。

1.とんでもない春に
 演奏時間約6分のすこしながい曲。歌メロはおもに2つしか出てこないけれども、展開がちょっとややこしい。ぼくのプログレ趣味がいくらか反映されています。この曲のアレンジには多くの時間を費やしました。最初はLed Zeppelinをイメージした重厚なギターリフをつける案があったけど、それをまるまる削ったり。Radioheadの某曲みたいにしようと思いつつ、なんやかんや結局、そうはならなかったり。
 さらにいえば、もともとは前半のメロディだけしかなかったのですが、ちょっとさみしい気がしたので、中学生ぐらいのときにつくってメモっておいたメロディを引っぱりだしてきて後半にくっつけました。こんなこともあるんですねえ。
 で。歌詞はというと、春めいた陽気が感じられるようになってきた冬の終わりごろに、そのうれしさから今にも気がふれてしまいそうになっている人間の心象風景です。実際にそんな日に散歩をしながら、うれしさから気がふれそうになってしまったので、それをそのままほとんど一筆書きのような勢いで書きあげました。あぶない人だと思わないで〜。
 とにかくこれは、ぼくのこれまでの最高傑作のひとつといえる渾身の一曲です!

2.夏日狂乱
 熱中症をテーマにした、われわれのレパートリーでいちばんの人気曲。実際のところ熱中症にはなったことがないので、歌詞の内容はあくまで妄想の産物にすぎませんが。ちなみに題名は中原中也の詩「秋日狂乱」のパクリ。
 ライブのたびに間奏の長さ・アレンジが変わる曲で、今回の録音は直近のライブでやっていたアレンジを採用。かつてのライブでは間奏だけで8分ぐらいやっていたこともあって、それはそれはじつにめちゃくちゃなものだった記憶。
 この曲は、ドロドロした重たいサウンドに日本の原風景を思い出させるような情緒にあふれた歌詞を乗せる、という明確なコンセプトが最初からありました。完全にはっぴいえんどの「春よ来い」「颱風」あたりにインスパイアされたものなのですけれども。とりあえず、そこはいい感じに形にできたんぢゃないかと思っております。
 そして問題の間奏は、ちょっとサイケっぽく。ギターを3本重ねて、ひたすらわちゃわちゃさせてます。ライブではできないレコーディングならではの試みを多用しながら、曲をいぢって、いぢめて、いい感じに仕上げられました。これもまた自信作!

 あんまり長くても仕方ないので、とりあえず曲の解説はこんなもんで。
 ではみなさん!ぜひわれわれ日本少女の1st Single『とんでもない春に/夏日狂乱』を聴いて聴いて聴きまくっちゃってください!

 夜露死苦~★★★


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