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【車中泊】初めての車中泊は、ドキドキワクワクでした

いつかは一人で車中泊旅をしてみたいと思い続けていた私。
この度、やっと車中泊デビューを果たしましたとさ、という話。

週末の雨続きが、車中泊旅を決断させた

「ドライブ旅に行こう!」と思うと、その週末が雨になるということが、今年の春先頃から続いていた。
日帰り旅なら日程変更すればいいだけのことだけど、ホテルの予約をしてしまうと「雨天決行」ということになり、あまり気が進まない。
加えて、コロナ禍の制限が緩和されてきたという時節柄、ホテルもなかなか予約がとりにくい。
そんなこともあって、これはもう車中泊デビューのいい機会なのだ、と思うことにして、GWの喧騒も過ぎ去った天気の良い週末を見計らって、一歩踏み出してみることにした。

準備は綿密に

①行き先
車中泊デビューの準備で、いちばん時間をかけたのが「行き先」の検討。
温泉施設付きの道の駅を利用しようと決めていた。入浴後には運転したくないし、寝床でゴロゴロしていたい。
そんなわけで、温泉施設併設の道の駅などがいくつかあり、何度もドライブ旅で訪れている信州を目的地とした。
いつもは中央道で諏訪湖を目指すところを、今回は飯田で高速を降り、南信州フルーツラインを諏訪湖に向かって走るコース。
温泉施設併設の、道の駅大芝高原、諏訪湖SA、道の駅こぶちさわ、道の駅蔦木宿、のいずれかで車中泊してみるという計画。
②購入品
何事もやってみなけりゃわからない、ということで、車中泊に必要なものは最低限で揃えた。
寝袋は、夫さんが使っているものを借用。
マットは、購入を迷っていたのだけど、セールでお安くなっているタイミングで購入。(Colemanインフレーターマット)
また、今使っているクーラーバッグの保冷力が頼りなかったので、ポイントアップのタイミングで、保冷用クーラーボックスを購入。(DUKNOTバックルソフトクーラー24)
あとは、もともと持っていたものを使ってみてから考えることにした。

道の駅蔦木宿は最高だった

蔦木宿は車中泊に人気の道の駅と聞いていたのだけど、噂に違わず、午後6時前頃に到着すると駐車場はいっぱいだった。特に、トイレに近いエリアと、川沿いの一列は空きがなく、入り込む余地なし。
私が車を停めたのは、川の方の駐車エリアだけど、トラックの駐車場に繋がるロータリーみたいな場所に近く、騒音を敬遠してか割と空いてた。
また、大型のキャンピングカーはそれほどいなくて、どちらかというと普通の車でひとりで車中泊している車が多いという印象だった。
蔦木宿に近い道の駅こぶちさわでは、家族連れやグループが多くて賑やかな感じだったので、そこで車中泊をするのは少し気後れしてしまったのだけど、蔦木宿の落ち着いた感じが私は気に入った。
温泉もとても良かった。洗い場は広くて十分あるし、露天風呂やジャグジーも気持ちよくて、ついつい長風呂してしまった。脱衣所に鍵付きのロッカーがあるのも安心だった。JAFの割引があって600円は安い。そして、翌朝はお肌がツルツルだった。
夜間は街灯があるので真っ暗にはならないし、トラックの音もそれほどうるさくは感じなかった。
初めての車中泊で「眠れないかもしれない」と思っていたのだけど、温泉効果かドライブの疲れか、ぐっすり眠ることができた。
(ただ、夜中に一度、クラクションが鳴り響いてびっくりした。たぶん、車中泊をしていた誰かが、車内からロックを解除した際に手順を失敗したんだろうなあ。)

必要なもの・あって良かったもの

① シェードは車中泊専用のものが必要
普段使っている「日除け」用のサンシェード等で代用できるかと思っていたのだけど、日除けシェードとカーテンでは結露は防げなかった。
また、持っていたシェードではクオーターガラス(荷室の小さな窓)を覆うことができなかったので、冷蔵用のアルミ袋を貼り付けてしのいだ。
今後は、銀マットなどで自作するか、車種専用のものを購入しようかと検討中。
② ポータブル電源は、あったほうがいいかも
スマホの充電は走行中にしているのだけど、今回は接触が悪かったのか充電されていなくて、朝まで電池が持つかヒヤヒヤした。
また、今回は撮影はあまりしていたなかったのだけど、カメラの充電にもポタ電があったほうがいいかもと思った。
③ 持っていて良かったもの
普段はカメラの固定補助などに使っている養生テープは、シェードの取り付けに役立った。また、保冷用の冷蔵アルミ袋も、シェードの代用になった。
日中は28度くらいまで気温が上がったが、夜になると格段に冷えたので、寝袋を持参していて良かったと思う。
保冷剤代わりにペットボトルで水を凍らせて持っていたので、溶けた後の水は歯磨き用に使えた。
④ 購入品も「あって良かった」
インフレーターマットは、買って正解だった。車内でくつろぐためのゴロ寝クッション(50×130)で充分だとも思ったけど、インフレーターマットを敷いたことで、背中も痛くならないし、足を伸ばして安眠できた。
また、ソフトクーラーバッグは、購入当初は「大きすぎた」と思っていたけど、冷蔵品のお土産がかなり嵩張ったので、結果オーライだった。

車中泊を楽しむために

蔦木宿での車中泊、本当に楽しかった。
初めての車中泊を無事に終え、楽しい思い出となったのは、蔦木宿の売店やお風呂のスタッフさん等や、同じく車中泊していた皆さんのおかげもあると思う。ぜひまた車中泊をしてみたいと思う。

車中泊については、「車中泊禁止」を告示している道の駅に対して、反対意見を述べている人がおられるのだけど、今回の車中泊体験で、どちらの言い分もわかるような気がした。
道の駅で身体を休めてこそ安全運転できるので、車中泊は認められるべき、と思う。
だけど、「車中泊」と言いながら、もはやオートキャンプじゃないかという行為が横行しているのであれば、「車中泊」が禁止されてもやむをえない、とも思う。
ただ、漠然と「車中泊禁止」とするのではなく、「どのような行為が禁止されるのか」を明確にして、注意を促してほしい。

私は、愛車でのドライブ旅が好きで、その延長に車中泊もある。
愛車LEVORGは、後席を倒すとフラットになり、大人が足を伸ばして寝るスペースは十分なのだけど、天井が低く、カプセルホテルのような秘密基地感があって、ワクワクした。
これからも、マナーを守って、楽しいドライブ旅・車中泊を続けたいな。



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