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CHATGPTの可能性を探る →  見つかる

noteのYouTubeチャンネルで特集されたChatGptの話題を見て、本当に仕事が劇的に変わるかもしれないと思い、早速遊んでみました。

私が考えた活用策は、ニュースのタイトル決めです。

ちなみにニュースのタイトルは以下のような構成がよくあります。

火事のニュースの場合:
左側に丸い枠の中に「速報」
中央に「〇〇市の繁華街で建物火災2棟が全焼」
その上に「未明に出火。怪我人はなし」

このタイトル作成に労力がかかると聞いたので、AIが活用できないかネット記事をベースに試してみました。

元の記事はこちらです。

1、深津式プロンプト

まず、noteで紹介された深津式プロンプトを参考に、タイトル決めの命令文を考えました。

# 命令書

あなたは、「テレビの記者」です。以下の制約条件と入力文をもとに、 ニュース用のテロップを考えてください。なお、ニュースのテロップは、カット見出し、主見出し、袖見出しの3種類あります。それぞれ3つずつ提案してください。ただし、テロップに会社名、個人名、商品名を使ってはいけない。

# 制約条件

・カット見出し:ニュースの概要を熟語で表します。漢字2文字。
・主見出し:メインタイトル。15文字以内。
・袖見出し:サブタイトル。10文字以内。
・主見出しと袖見出しは被ってはいけない。

# 入力文:

創業100年を超える臼杵市の老舗、後藤製菓。主力商品は土産物としてもお馴染
みの臼杵煎餅。

<中略>

その名前は生姜百景。
  
人にも自然にも温かい」たくさんの幸せな風景をつむいでいきたいという後藤さんの思いが込められている。

 # 出力文

その回答がこちらです。

【カット見出し】 後藤製菓、新商品 「ジンジャーショット」発売
【カット見出し】 後藤製菓、エナジードリンク 「ジンジャーショット」販売開始
【カット見出し】 後藤製菓、地獄蒸しショウガ使用 エナジードリンク販売へ
【主見出し】 後藤製菓が「ジンジャーショット」 新商品開発で再起を図る
【主見出し】 後藤製菓、エナジードリンク市場に参入 「ジンジャーショット」発売
【主見出し】 後藤製菓の新商品「ジンジャーショット」 地獄蒸しショウガ使用で注目
【袖見出し】 土産物の老舗、後藤製菓がエナジードリンクに進出
【袖見出し】 後藤製菓、創業100年超 新商品「ジンジャーショット」で挑戦
【袖見出し】 後藤製菓が官民共同支援で新商品 「ジンジャーショット」製造開始

禁止事項を多用しているなど、ツッコミどころが満載です。
そこで、「カット見出しは漢字2文字です。商品名と会社名は使用禁止です」と突っ込んでみました。

すると・・・。

了解しました。ご要望に沿って、以下のようなカット見出しを提案いたします。

  • 豆腐価格急騰 生産量低迷で需要供給逼迫

  • 高速道路事故 原因は疲労運転か

  • 新型コロナ 新たに100人感染確認

  • 環境問題 地球温暖化による海面上昇加速

  • 外国人観光客 増加傾向継続 日本経済に好影響

関係ない回答を長々と返してきました。

これでは実用化できないと思い、何度も試行錯誤しましたがうまくいきません。
しかし、丸1日、葛藤した末にたどり着いた答えが、匙を投げること!
そう、改善策もAIに考えてもらうんです。

まず、3種類のテロップについて、意味を尋ねると詳しい説明が帰ってきたので、命令文の中に組み込みます。ここからがポイントです。

その命令文をGPTがわかりやすいように書き換えてほしいと頼むのです。

2、GPTが改良したプロンプト

# 命令書:

あなたは「テレビ記者」で、ニュースのテロップを考えます。以下の文章に基づいて、カット見出し、主見出し、袖見出しをそれぞれ3つずつ提案してください。なお、会社名、個人名、商品名は含まないでください。カット見出しは、記事の中に挿入された小見出しで、記事全体の要約や主要なポイントを示すために使われます。主見出しは、文章の中心となる見出しで、内容の大まかな概要を伝えるために冒頭に置かれます。袖見出しは、主要な見出しの下に挿入される小さな見出しで、記事の内容を補足する情報や構造を明確にするために使用されます。袖見出しは、主見出しと被らないようにしてください。

【出力フォーマット】

  • カット見出し:漢字2文字

  • 主見出し:15文字以内

  • 袖見出し:10文字以内

GPTからの回答

【カット見出し】
・老舗の危機
・第二創業の挑戦
・ショウガが生む可能性

【主見出し】
・後継者の決断、新商品で事業再生
・ショウガを使ったエナジードリンク「ジンジャーショット」
・地獄蒸し生姜で作られる、臼杵市の新たな名物

【袖見出し】
・新たな市場開拓に注力
・ショウガを栽培し、自社製品に使う
・復活を目指すショウガ産地

なんとなく前回よりは良くなりました。
しかし、文字数の制限にはうまく対応できないようです。
この中から、実際のニュースに選ぶのであればこんな感じでしょうか。

カット見出し:挑戦
主見だし:後継者の決断!生姜で作る臼杵市の新たな名物
袖見出し」復活を目指すショウガ産地

キャッチとしては少し弱いですが、それっぽくできました。

<結論>

AIにニュースのタイトル決めを代行させるのは、工夫を重ね続けて解決法を見つけ出すか、システムの改善を待った方がよさそうでした。しかし、サポート要員としては、十分活用できる可能性を感じました。また、今回、AIのペルソナを「テレビの記者」としましたが、「旅行編集者」とすると必ず「地名」を入れてきたり、「youtube用のテロップ」と入れると、見出しに【 】を使うなど、多様性を見せてくれます。

最後にロボットの写真もAIに作成してもらいました。まず、CHATGPTに対して、「人型でAI搭載のロボットの外見を100文字で説明して」と頼みます。その回答を英訳して、DALLE(画像生成AI)に貼り付けると、ものの数十秒で作成してくれました。



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