むかしばなし⑤(不定期)

「むかしばなし④」の続きです。

先生のお師匠様に会い、治療の後に、何故か神様を見てもらうことに。

すると、自分の中には「豊宇気毘売神(とようけひめのかみ)」という、料理が得意な神様が入っていた。

お茶とお菓子をいただきながら、お師匠様に「神様」という存在について話してもらうことになった。

「アマテラスの料理番」「豊宇気毘売神」と言われても、正直よく分からない。

神様が身近にいてくれたのは嬉しいんだけど、全く未知の世界の話で、一般人の自分は混乱してしまう。

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「神様っていうのは、俺らがオギャーって生まれた時に、必ず一人、宿っているんだ」

「そうなんですか(いきなり新情報だ)」

「あなたには今言った、豊宇気毘売神。そして俺には生まれつき、治療の神様が宿っているんだ」

「治療の神様…(なんかドラクエの僧侶みたい)」

「俺はこの神様の力を借りて、治療をしている」

「はい」

「すごくありがたいんだよ」

お師匠様は、本当に嬉しそうにしていた。

生まれつき宿ってくれた「治療の神様」に心から感謝しているようだった。

「神様の力だから、時間も距離も関係無いんだ。いつだって治療出来るし、外国にいる人も、ここにいながら治療出来る」

「はい(神様すごい)」

「犬や猫とか、動物も治療出来る」

「へぇ(神様すごい)」

「ポリープとかの治療も出来るよ」

「すごい(すごい)」

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医療関係の方々がこの会話を聞いたらどんな顔するのか…

遠隔ホイミが出来るとか、しかもMP無限とかチートです。

チートってか、言葉通り正当な「神業」なんだけど。

初耳なことだらけで、ふわふわしながら聞いていました。

すごいと思ったのは、まぁ当たり前なんですけど先生が顔色一つ変えずに相づちを打っていたこと。

気功界ではこういうの常識なんだなぁ…

続きます。