むかしばなし④(不定期)

「むかしばなし③」の続きです。

お師匠様の口から「アマテラスの料理番」と言う言葉が出た。

自分の神様が特定出来たらしい…。

先生が、お師匠様と見ていた本を開いて見せてきた。

「ほら、この神様が入ってるんだって。見てごらん」

「はい…(緊張)」

恐る恐る見たそのページには

「豊宇気毘売神」

という神様が載っていた。
元々よく知らないけど、初めて聞く名前の神様。

自分「豊宇気毘売神(とようけひめのかみ)…?」

お師匠様「料理の神様だな」

簡単な説明が名前の横に書かれていた。

「天照大神(あまてらすおおみかみ)の食事を専門に受け持つ神さまで、大神の大のお気に入り」

めっちゃいいこと書かれてる!マジか!
こんなありがたい神様が自分の中にいるのか!?
ただただ驚くしかない。

「いい顔(つら)している」

お師匠様は笑って頷く。

この時、左側の頬が少し温かく感じた気がした。

そして、お菓子とお茶をいただきながら、お師匠様からもう少し詳しく神様について教えてもらう事になる。

頭が再びカルチャーショックを起こし、その日はあまり眠れなかった。

【余談】
お師匠様の所にあった本は、アマゾンに中古であったので2冊(自分用と先生用)購入しました。

もし宜しければ。↓

https://www.amazon.co.jp/dp/4537020288/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_eqUUBbDQ7ZP1K

続きます。