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#22 京都〜敦賀100km徒歩チャレンジ

2024/04/02(火) 22:01

from 京都の家

興味を持って開いてくださって
ありがとうございます!

少し長くなるかもしれませんが
京都から敦賀まで100km徒歩で行く
という馬鹿げた挑戦をして
いくつかお伝えしたいことがありますので
よければ最後まで読んでください

目次

・なぜ100km歩こうと思ったのか
・挑戦してみた感想
・今後について
・最後に

なぜ100km歩こうと思ったのか

「え、何してんの?」
「どういうこと?」
「エイプリルフールか」

僕が4月1日の10時30分ごろに
Instagramのストーリーで
京都から敦賀まで100km歩く
という投稿をした時、
みなさんはおそらくこう思ったでしょう

普通に考えて100kmも歩く必要はないし
歩いたことがある人は結構頭おかしいです
(すでに歩いた人を知ってますがごめんなさい笑)

今回のこのチャレンジをやろうと思ったきっかけは
実は友人にあります

友人に「2024年は大きな挑戦したいんだよね」
と相談したところ
「俺、100km歩いたことあるよ」
と言われ
僕は「それだ!」と思ったんです

これが挑戦しようと思ったきっかけです

きっかけがあっても目的がなければ
100kmも歩くという過酷なことはやりません

もちろん、このチャレンジにも目的がありました

・4年前の自分から成長しているかの確認
実は4年前(高校2年生の冬)に
部活の冬合宿で40km歩いてるんです
40km歩き切った時の達成感はすごかったですし、
何よりその後い出てきた困難がすごいちっぽけに
感じれるようになりました

あれから4年が経ち
「自分が成長しているかの確認をしたかった」
これが1番の目的です

新型コロナウイルスを経験し、高校を卒業し、
大学へ入学し、いろいろな経験は積んできたが
”強さ”的な部分で成長したと実感する機会が
あまりなくてこれを機に確認しようと思いました

・今の自分と向き合う
高校の冬合宿の徒歩の目的は
「自分と向き合う」でした

走るのだめスマホだめ喋るのだめ人と歩くのだめ
本当に1人で修行のように歩くのが高校時代でした

そこで強い自分も知れたし、弱い自分も知れた
そんな経験をしました

大学に入って自分と向き合う
みたいなことをやってなかったので
今の自分としっかり向き合い今後に繋げる
というのがもう1つの目的でもありました

おおまかではありますが
以上2点が今回の100km徒歩の目的です

挑戦してみた感想

実際に挑戦して、
結果から言うと100km完歩することは
できませんでした

1日の10時30分に京都を出発して
2日の7時30分にリタイアしました

21時間(休憩3時間)で71km地点までは
自分の足で移動しました

感想ですが
きついの一言です

やる人はあまりいないと思いますが、
念の為に伝えておくと
軽ノリでやることじゃありません

足裏には水脹れができて
もちろん腰は激痛で
膝あたりは痛すぎるし
まじで身体が悲鳴をあげてます

最後なんて
1歩で50㎝も前に進めず
5分に1回は立ち止まらないと
足がもたないような状況でした

今回のチャレンジで感じたことが
いくつかあるのでまとめます

・仲間の大切さ
今回のチャレンジは3人でスタートしました
自分で100km歩く!
と決めた次の日に2人には連絡をして
一緒に挑戦することになりました

実は今回の3人は高校3年生の時に
地元の湖を自転車で1周したメンバーで
タフな精神の持ち主でこの3人なら
全員で敦賀まで辿り着けると思って声をかけました

しかし、開始から30km地点で2人が限界を突破し
その先は1人で歩くことになりました

1人で歩き出したのが大体17時くらい
この先12時間以上1人で歩くのかと思うと
めちゃくちゃ心細かったですし
一気にゴールが遠く感じました

夜真っ暗になって1人で歩く怖さ
足が痛くなっても誰も助けてくれない辛さ
励ましてくれる人がいない辛さ
いろいろ1人になってから感じました

大事なものは失ってから気づくとよく聞きますが
本当にその通りでしたね

1人になってから一気に
「やばい」「無理かも」「つらい」
といったマイナスの感情が湧いてきました

これまでどれだけ仲間2人に助けられていたのかを
感じながら歩いてました

・小さなゴール
100km先のゴールに辿り着くために
どれだけ小さなゴールを設定できるか
これが非常に重要だなと思いました

頑張って歩いてもせいぜい時速5キロ

そんなスピードなのに最初から100km先を
目指していても気が遠くなるだけです

まずは清水寺を越えよう、
山科を越えよう、
琵琶湖を見よう、
大津を抜け出そう、
というふうに小さいゴールを
設定して刻んでいくのが大切ですね

これは人生についても同じだなと
個人的には思ってます
いい学びを再確認できました

・自分の限界
今回のチャレンジで人生で初めて
心身ともに限界を感じたかも知れません

自分の性格上、
やると決めたことはどんなことがあっても
(自分でハードルを下げてでも)
必ず達成してきた人生でした

今回のチャレンジでも、
滋賀県と福井県の県境は
歩道のない山で、動物も出るような山で
そこだけは車で移動して
山を越えたら歩いて敦賀駅まで行こうと
ハードルを下げてでも達成しようと思いましたが
途中の駅で足が限界になり、もう気持ちも折れて
自分の意思でリタイアすることになりました

人生で初めて自分で決めたことを
達成できなかった瞬間でした

初めて、自分の限界を知ることができました

「人間は限界を知れば無限に近づく」
これは先輩からいただいた言葉ですが
まさにその通りだなと
本質的な何かを感じることができます

自分の限界を知る
一見マイナスのように感じますが、
なかなか限界を感じる機会なんてありません

今回のチャレンジで自分の限界を
感じられたことはすごい収穫でした

今後について

これから先も今回のように大きなチャレンジを
続けたいと思ってます!

まだまだ未熟な人間でありますが
いつかみなさんに
どのような形になるかもわかりませんが
何かしらで還していけたらなと思ってます

今回の挑戦で1番身に沁みて感じたことは
「まだまだ何もgiveできる人間ではない」
ということです

口で人のため、地元のため
って言うことは簡単ですが
実際に実現するのはすごく難しい

なんとなくわかってましたが、
今回のチャレンジで自分の身を持って
感じることができました

もっともっと
自分に試練を作って
大きな人間になって
みなさんと楽しい人生を送れたらなと
思ってます!

スポーツ施設を作ったり、
エンタメができる場所を設けたり、
過ごしやすい街を作ったり、
働きやすい環境を準備したり、
全てを手に入れて1人でもたくさんの人と
一緒に前に進めたらなと勝手に思ってます

どうかこれからもよろしくお願いします

最後に

最後になりますが、
今回のチャレンジに一緒に挑戦してくれた2人には
本当に感謝しているし
応援してくださった皆さんにも
本当に心から感謝しています

2人がいなければ今回の経験はできていないし、
応援してくださる方がいなければ
50km地点で早々とリタイアしてます

本当にありがとうございました!

2024/04/02 23:18

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