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「先回り」は思考力を削ぐ/大学受験のリアル

「心と技術で志望校合格」大学受験コーチふちおです。

本音の志望校合格を目指す高校生、そしてその保護者さまを応援するために「問題を解く技術」と「心の扱い方」についてお伝えするブログです。

■合否は「分かれる」

受験において、当然ですが結果は「合格」か「不合格」かに分かれます。

その「中間」はないシビアな世界です。

例えば、私自身の過去の経験においても

  • 試験直前の客観的な学力→「Aさん」>「Bさん」

  • 試験結果→「Bさん合格」「Aさん不合格」

このような事例は枚挙にいとまがないです。

何が結果を分けるのでしょうか…??

もちろんさまざまな要因はあります。

ただ、そこには「親子関係」が一要素として存在するのは紛れもない事実です。

今回の記事ではその点について書きたいと思います。

■「勉強しなさい」がダメといったシンプルな話ではないです。

確かに、

  • 「勉強しなさい!」「勉強しろ!」と言われてきた生徒より

  • 「親は勉強についてほとんど言ってきません」と言う生徒の方が

体感での合格率が高いです。

※厳密データは取っていません。
ただ、500名以上の大学受験に実際に関わってきた経験からも、「自由」に学んできた生徒の方が志望校を掴んだケースが事実として多いです。

だから、生徒には「勉強しなさいと言わない方がよいです。」と伝えたいのではないのです。

仮に、今まで子どもに「勉強しなさい!」と言い続けてきた親御さまが、今日から急に言わなくなってもおそらく事態は変わりません。

だだ、言わない「ストレス」が親御さまに溜まるだけだと思います。

■なぜ、「勉強しなさい!」は結果を遠ざけるのか??

  • 人は、「他人から言われたこと」については、「自分事」として取り組めないから。

  • 「やらされ感」では勉強が身に付きにくくなるから。

  • 「親に信じてもらえていない」と感じる子どもは、自分に「自信」をもちにくいから。

確かにそうだと思います。
すべてその通りだと思います。

しかし、以上に重要な理由があると思います。

それは、

親の先回りで子どもの思考持久力が削がれるから

です。

たとえば、

  • 集中力が長続きしにくい生徒

  • 受験が自分事になりにくい生徒

  • 試験本番で力を出し切ることが苦手な生徒

もちろん全員ではないですが、これらの生徒に共通して感じることがあります。

それは、

「なぜ、そのように感じるのか?」

と質問した際に
「答えを伝えることから逃げる。」
ことが多いのです。

仮に、生徒本人が何か発言するまで1分、2分、3分と待っていても、こちらが何か発言するまで「頑として発信しないこと」を決め込んでいるようにすら見えることもあります。

このような生徒には、時間をかけて質問に答える練習をしていきます。ただ、長年積み重なった「自分で考えない習慣」はそんな簡単に解消していかないのです…

勉強とは「思考」です。
入試とは「思考」です。
人生にも「思考」は必要です。(思考がすべてではないですが…)

■「勉強しなさい!」の背後にある思考

「今、勉強しなければ子ども将来が悪くなる」
「子どもの学歴が悪いと親としても私の世間体が悪くなる」
「良い学歴を持たせることは私の使命である」

これらの囚われによって、親御さまは子どもの「先回り」をします。

この先回りによって、子どもを「悪しき未来」から守ろうとしているのです。

でも、

親御さまが先回りをすればするほど、実は「勉強」「受験」「人生」において大切な「自分の頭で思考する力」が伸びるチャンスを削っている可能性が上がっていくのです…

このループを断ち切ること。

子どもにはできません。
学校の先生にもできません。
塾の先生にもできません。

できるのは、

親である「私たち」だけなのかも知れないのです。

一人でも多くの高校生が「いい受験だった。」と受験期間を総括できることを心から願っています。それでは、また次回!


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