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「漢文」が読めません!/大学受験のリアル

「心と技術で志望校合格」大学受験コーチふちおです。

本音の志望校合格を目指す高校生、そしてその保護者さまを応援するために「問題を解く技術」と「心の扱い方」についてお伝えするブログです。


■「質問きてた!」

高2生からの質問です。

「漢文ってどうやれば解けるんですか…??」

毎年は「5回」は承る質問です!
頑張って答えてみたいと思います!

■まずは「基礎」固め

言わずもがな
「基礎」暗記は必須です。

漢文の基礎は大きく「3つ」です。

  1. 「漢字」の知識
    具体的には、「音訓を行き来」できたり、「二次熟語」を作る力です。
    →「必須」であれば「かならず、すべからく」と読める漢字力です。

  2. 「句形」の暗記
    漢文の「文法」になります。特に漢文特有の「置き字」「再読文字」「二重否定」の重要度が高いです。

  3. 「古文」文法
    結局、書き下し文の言葉遣いは「現代語」ではなく、「古文」です。
    古文文法が仕上がってくると、必然的に漢文も伸びます。

これら3つの力を地道に積み上げることが大切です。

その後、
「共通テスト」の過去問題などを使って演習していくことが、
「漢文が読める」最短ルートになると思います!

と、

ここまでが「一般論」です。
(もちろん、これらができていることは大前提です。)

ただ、

「これだけ」では
残念ながら読めないのです…

■「背景知識」で読む!

今回、
質問をしていただいた生徒と
一緒に漢文を読みました。

生徒が持ってきた漢文を見てみると…

  • 詩(七言絶句)である

  • 注釈から主人公は「玄宗」皇帝であるようだ

  • 注釈から「楊貴妃」も登場することがわかる

  • 注釈から「ライチ」の実が絡んでいることもわかる

※文章をざっとみて、本文を読む前に注釈をさっと見ることも大切だと思います!

これらの情報から
「予想」、「イメージ」できること。

・玄宗は唐の最盛期の皇帝(世界史の知識)
・楊貴妃がいるので、玄宗の晩年期と予想(世界史の知識)
・詩なので、情景から「比喩」を見抜く必要がありそう(国語の知識)
・楊貴妃とライチがつながりそう(「世界ふしぎ発見」から得た知識)

「背景知識」から
これらの予想が立ちます。

その上で
ようやく「本文を読解」します。

あらかじめ
「状況予測」が立てられているので
いきなり本文を読むより、
読解の精度が上がる可能性が高いです。

つまり、

漢文に限らず

・小説
・古文
・英語

など「物語を読んで問題を解く」場合は
「背景知識から情景や人物関係をイメージできるか?」
がとても重要になります。

そして、

背景知識を得るためには

・小学校6年間
・中学校3年間
・高校3年間の

「英国数社理+副科目」のすべての知識・経験
がネタになります。

さらに加えて

・実際に経験したこと
・本やテレビ、小説やゲーム、マンガで知ったこと
・好きな音楽の歌詞
・部活で取り組んだこと
・友達との会話

これらすべてが「背景知識」を増やす源泉となります。

結論を言います。

一見遠回りに見えるかも知れないですが、
「漢文を読める」ようになる(背景知識を増やす)ためには

あなたの人生で起こるあらゆるイベントを真剣に楽しむ、取り組む

これが最強のメソッドになると思います!

一人でも多くの高校生が「いい受験だった。」と受験期間を総括できることを心から願っています。それでは、また次回!


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