2023/11/14多分この日を自分は一生忘れないだろう。この日はONEOKROCKとMY FIRST STORYの対バンが行われた。自分は見事ものすごい倍率のチケットを手にすることができてしかもアリーナというほんとに次の日に死ぬんじゃないかと思うくらいの奇跡みたいな事が起きた。いやこれは奇跡だろう。この日のことを忘れないように少しでも記録に残せるようにVSの感想を書きたい。

15時頃会場となる東京ドームに着いた。もの凄い人だった。みんなVSのTシャツ、ワンオクのバンT、マイファスのバンT、それぞれのバンドのタオルを持ってた。初め見たかもしれない、ライブに行くと一定数はいる初めて来たんですよ感の人が1人もいなかった。しかも物販もものすごい列だった。事前物販もあり物販のスペースもある程度広いのに長蛇の列ができていた。さすがだと思った。

場内に入った。ドームでしかもアリーナなんて人生初だ。ステージが近い肉眼ではっきり見える。こないだのツアーの時なんて豆粒だったのに。始まるまであと何分あと何分とひたすら友達と唱え続けていた。緊張して吐きそうだった。

場内が暗くなる始まった。ワンオクとマイファスをモチーフにしたような映像が流れる。めちゃくちゃかっこいいしもうテンションは爆上げだった。1曲目「The Beginning」から始まる。もう始まりにふさわしすぎるしこの曲は自分がワンオクに出会った始まりの曲でもあった。全曲書いてるとほんとにキリが無くなるのでピックアップしようと思う。でもこの曲やるのか…っていうの連続だったほんとに全曲書きたい。Takaが言った「セトリに伝えたいことつめました」っていうのを言われてからはもう涙で視界ぐちゃぐちゃだった。「C.h.o.s.m.y.t.h」に「Whenever you are」が組み込まれてる。Hiroに向けて書いた曲じゃないのにそれにしか聞こえなかった。愛が深すぎる。でも愛だけじゃないお前のやりたいようにやれ敵は俺じゃない戦えってエールも送ってるように感じた。9曲目これを聴きに来たと言っても過言では無い。ワンオクを好きになればマイファスのことだって調べるしそれに関係する曲だって調べる。「唯一弟に向けて書いた曲があるんだよ」その一言で崩れ落ちた。そう「Right by your side」である。この曲の存在は昔から知っていた。会場限定CDに収録されて手に入らないことも。初バイトの給料で真っ先に買ったものがちょっと高いイヤホンとメルカリで見つけたこの円盤である。それくらいワンオクは好きだ。だからこの曲はこの日のためにあるようなものだし絶対やって欲しいと思ってた。「君が抱えたその絶望も燃え尽きるまで叫べばいい」この歌詞が本当に好きすぎる。HiroはTakaが偉大なロックバンドということで辛いこともあったでもそれを歌にして叫べって言ってるんだと自己解釈してる。

MY FIRST STORYの番である。
1曲目は「最終回STORY」だ。やばすぎである。会場の歓声がやばかった。これは家族そしてTakaに向けられて作られた曲である。実際に聴いて欲しいが歌詞がもうまんまそれである。しかも宣戦布告も入っているのでまさに1曲目ふさわしすぎた。2曲目「ALONE」これもそうである。実際は違ったとしてもTakaに向けて作られたとしか聴こえない歌詞がそうである。俺が勝つという宣言のようにも聴こえた。3曲目は「メリーゴーランド」マイファスの気合いが感じられすぎた。ワンオクはもう圧倒的で本当に勝ちに来てるんなって圧倒的王者のような風格をセトリから感じたがマイファスも1ミリも譲る気は無いそういう気迫が感じられた。この対バンのために作られた曲もう最高である。4曲目「君のいない夜を超えて」この曲もTakaに向けて作られた曲だが少しテイストが違う。前までは勝ってやる、ぶっ殺してやるみたいな気迫や反骨心や恨みが感じられるがこの曲は違う。本当に伝えたかったのはそうじゃなかったんだという素直さが感じられる曲だ。めちゃくちゃ好きである。こちらも全曲はやばいのピックアップした。マイファスの最後の曲は「Home」である。これもTakaそして家族に向けられて作られた曲である。言葉で説明しても無理なので是非聴いて欲しい。Hiroの昔の複雑な感情やTakaに向けての覚悟が感じられる歌詞がほんとに最高である。もうここまで来るとどのくらい泣いたのか分からなかった。

一旦ここで終わり会場に映像が流れ始めた。
それはVS前のリハーサル風景の映像である。ワンオクとマイファスのメンバーが仲良さそうに話しながらリハをする。ワンオクはマイファスにアドバイスしながらニコニコ笑顔で話している。もちろん森内兄弟もだ。音声はないがHiroがTakaに必死に何かを聞いてる風景が見て取れた。Takaは兄としてバンドマンとして真剣にそれに答えていた。そんな映像が体感5分ほど流れた。

映像が終わる。ワンオクとマイファスのメンバーが全員出てくる。なんと2バンドコラボして演奏を始めた。あろうことか「Nobody's Home」である。少し新曲も期待してたがそれよりやばい。ワンオクが持つ家族に向けて作られた家族愛最大級のラブソングである。Hiroが歌うのを見守るTakaそしてそれを見守るそれぞれのバンドの楽器隊最高である。
個人的にはTakaが「目には見えないもので必ず僕ら生きる限り繋がってるから」の歌詞のところで自分の心臓からHiroの心臓へ手を置いたのがこの日最高の瞬間だったと思う。涙止まらなかった。最後にTakaは言った「僕らは昔上手く分かり合えずすれ違うことがあったでも今こうして歌で音楽で繋がることが出来てる」と。

演奏が終わり花道をTakaとHiroが肩を組みながらステージへと引き上げていく。Hiroの頭を撫でるTaka。もう最高である。言葉が出なかった。Takaはバンドマンとしてそして何より兄として応援してるよと伝えてた気がするし、Hiroは恨んでた時もあったけど今は感謝してると伝えてた気がする。何よりもTakaの弟を思う気持ちが強く感じれて最高だった。 みんな言ってたけどVSって題名だけどどちらが勝ちかは分からない。全くその通りだと思う。一体何を持って勝ち負けが決まるのか。ただあの場に行けた自分は優勝だと言える。最強の兄弟愛目撃できた最高の日だった。

できることなら円盤化さらにまた対バンして欲しい


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