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#59 新しい挑戦と断捨離で気づいたこと

 私は、7年間同じ職場で働いていました。職場の近くに住んでいたため、その部屋7年+αで住んでいます。

 この度、いろいろな想いの詰まったこの土地を離れることになり、と言っても電車で1時間くらいのところなのですが、いろいろ考えたり、断捨離する機会になりました。

 その過程で気づいたこと考えたことを、まとめました。

久しぶりの動きでちょっと不安

 私は、それまで賃貸の更新をしたことがなく、1〜3年ごとに引っ越しをしていました。今のこの場所は、立地も、部屋の間取りもとても気に入っていましたが、私の転職のマイルールに従い、職場の近くに引っ越すことにしました。

 新しいことをするのは、楽しみではありますが、不安もあります。今まで自分の就職について誰かに相談することは全くありませんでしたが、久しぶりに新しい環境に飛び込むということで、今まで感じたことのない不安を感じています。
 今まで動いていなかったからなのか、歳を取ったのか、とにかく「澱んでる感じ」が不愉快でたまりません。

次に踏み出すために、モノを精算する

 前職での7年間、大変なこともありましたが、仕事と向き合うことの難しさや大切さ、面白さを以前より増して感じた日々でした。その分、仕事がメインになることも多く、プライベートで冒険をすることがほとんどありませんでした。

 引越しのための断捨離をしていると、以前やりたいと思って買っていた、趣味に関する本などが棚の奥からいくつも出てきました。今度挑戦しようと思うものもあれば、今となってはさっぱり興味のないものも…。
 趣味のもの以外でも、転職後やその後の人生を考えたとき、それまで必要に迫られて購入した専門書なども、不要になるものが結構多くありました。

 「今、もしくは数ヶ月先までの私に必要かどうか」という判断基準で所有物を見ると、惰性で持っているもの、認知さえできていないものなどが思いのほか多くありました。
 以前は捨てられなかったものが、今回は処分できるモノも多く、時の経過とともに必要なものが移り変わり、同時にそのモノから心も離れてスムーズに手放せることができるのだと実感しています。

モノを取捨選択をしながら自分を見つめ直す

 それぞれのモノを、残すかどうか判断するとき、昔は好きだったけど、今はそうでもないとか、理想の私はこれは使わないだろうと、現場の私や未来(理想)の私と向き合います。
 それを繰り返していくことで、私自身が何を望んでいるかということがどんどん明確になってきます。

 私は、今まで根幹的な部分で自分と向き合うということを避けてきました。なぜなら、私自身のダメなところや、胸の奥深くにしまって、鍵をかけた感情を、敢えて呼び起こすようなことをすることは、精神的にとてもしんどいことだったからです。
 でも、その部分にきちんと向き合い、克服しなければ、本当の意味で自身を認めることはできませんし、私自身の幸せを見つけることはできません。

私の好きな私になるために

 まだまだ道半ばですが、数年前、数ヶ月前より確実に、他人と比べることが少なくなりました。また、以前よりも私自身を好きだと思えますし、ダメな自分も「そんなこともあるよね」と思える頻度が増えてきました。
 今では、転職や引っ越しに対する不安より、新しいことが始まるというワクワク感が強くなっています。

 断捨離をモノの枠に留めず広げていき、私自身の内面についてもっと掘り下げ、「私らしさ」「本当に手に入れたいモノ」をより具体的に理解して、遠くない未来、私の望む私になっていきます。
 



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