人口減少下の地方創生 中小・零細の廃業支援を 経営共創基盤CEO 冨山和彦氏


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…「地方に比較優位があるのは『田舎型の第6次産業』。食べ物、豊かな自然、農林水産業と観光のセットで基幹産業にする。政府も支援し、功を奏してきた」…

「重要なのは1人当たり所得をどう増やすかだ。人手不足には、低賃金労働に頼らず労働生産性を上げることで対応すべきだ」

「生産性は付加価値を労働時間で割ったものなので、分母を小さくするには省人化、自動化しかない。IT活用、経営革新など効率化に尽きる。分子は単価を上げるか売り上げを増やすかだ。そこで大事なのは企業数は少ない方がよいということだ。企業数が多いと価格競争に陥りやすい。優秀な経営者もそんなに多くはない」…

地方経済の現状。
観光においてはインバウンド、国内旅行共に増。KFSは差別化戦略となる「田舎型の6次産業」(食べ物、豊かな自然、農林水産業と観光のセット=食材に付加価値を加える自然、それを堪能できるシステムやインフラ)。

「生産性=付加価値/労働時間」
労働時間削減のための省人化、自動化。付加価値向上には、単価増か売上増。

企業数増 ⇒ 価格競争が激化。企業数の内訳(生産性が高い企業+生産性が低い企業 ⇒ 売上・利益高い+売上・利益低い ⇒ 一定規模の企業+中小零細企業  ⇒  賃金水準が高い+最低賃金経営 ⇒ ホワイト企業+ブラック企業)

人材不足の市場環境においては、これまでは人材の受け皿となっていたブラック企業(経営者の能力が低く、労働者の生産性も低い中小零細企業)を淘汰することで、ホワイト企業に人材を安定的に供給することが可能になり生産性も賃金も、これまで以上に高めることが出来るようになる。


補足として、「売上=市場規模 × 市場占有率」ですので、同一の市場規模、或いは縮小する市場規模に対して、ブラック企業を淘汰することでホワイト企業の市場占有率は高まり、売上も向上していきます。売上の向上したホワイト企業は、利益を適正に社員に分配しますので賃金も比例して向上していきます。



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