子供自ら身を守る力を 川崎殺傷受け各地で取り組み


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川崎市多摩区の20人殺傷事件を受け、子供自らが犯罪から身を守る力を養うための取り組みに注目が高まっている。安全への感度を高め、助けを求めるなど危険回避のすべを学ぶ。緊急時に駆け込める「こども110番の家」の再点検も広がる。専門家は「実践するには日ごろの訓練が欠かせない」と話す。

「やめろ、はなせ!」。5日午前、東京都内の公立小学校で2年生約50人が護身術を学ぶ授業に参加した。1列に並ぶ子供たちに、犯人役の保護者の男性が襲う場面を設定した。講師は都内で護身術教室を営む武道家の黒木博文さん(50)で、2013年から各地の学校でボランティアで授業を続けてきた。

授業では、大声を出せば相手を威嚇できて自分の恐怖心もなくなることや、ランドセルを背負っていても前傾姿勢で走れば素早く逃げられるすべを伝えた。20メートル以上逃げれば犯人はあきらめがちになることなどを説明し、児童は何度も走って汗を流した。

今回の事件後、黒木さんには授業の相談が相次ぐ。「自分の身は自分で守るという心構えを身に付けてほしい」と期待する。

「前からつかまれたら腕や手にかみつこう」「地面にお尻をついて大暴れしよう」――。…

「素晴らしい授業ですね!」私も時折述べさせて頂いていますが、大声を出し気迫で相手を退かせるのはとても効果的です。子供でも効果はあります。子供の場合は、甲高い声であればあるほど効果は高くなります。

更に「かみつき」や「お尻をついて大暴れ」もとても効果があります。私の経験上のお話ですが、子供の頃に4歳年上の兄と良く兄弟喧嘩をしましたが、その際は、この2つの攻撃がとても有効でした。子供でも蹴る力は想像以上のようで、お尻をついて足の裏で兄を蹴って近づけなくさせると兄はお手上げとなり毎回喧嘩が終わっていました。

理想のイメージとしては、ノゲイラのガードポジションを取りながら、足の裏で相手を遠ざける感じですね。

同時に、プールなどで水難訓練もした方がいいですね。服を着たままで水中に飛び込み、出来るだけ長く浮いている訓練のことです。水を含んだ洋服は予想以上に重く、無理に動くと通常以上の体力が失われていきます。一度でも実際の経験をしているかどうかで、緊急時の対応は変わってきます。

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