モノつくりは好き、そんな人は多いけれど。。
「モノつくりは好き」という人は多い。
そして、「好きなモノが売れたらいいな」という楽観的に考える人は多い。
そんな人が、知らないというか、頭の片隅から漏れている盲点があるような氣がしています。
それは、何なのか?というと。。。
【モノつくりには、生産上限がある】ということ。
このことについて、今回は解説していきたいと思います。
ぜひ、モノつくりで、売っていきたい、独立したい、自立したい願望がある人は、最後まで読んでいただければと思います。
◆好きなモノを売りたい人の盲点
「好きなモノを作りたい」というのは、分かります。
私はモノつくり派ではないですが、それでも、味噌を作ってみたり、陳皮を作ってみたり、塩を作ってみたり、実験するのは好きです。
(そういえば、過去に出し殻ふりかけも作ってました)
ただ、美味しいお料理とかスイーツとか、手芸、工芸はまったく、からっきしなので、私自身、モノつくりで何かやっていきたいという思いはないんです。
それよりも、「捕らぬ狸の皮算用」の方が好きという。。
で、「モノを作るのが好き」という人たちによくあるのが、
1日とか、あるいは、1週間、1か月の生産性の上限と言うのを考えてない方が多い氣がするんですね。
例えば、【A】という商品を作るのが好き。これで売れたらいいな。
趣味で作る分には、時間を忘れて作ると思います。
でも、これが、1日に何個作れる?1週間で何個作れる?1か月で何個作れる?という計算を出してない氣がするんですね。
売上って、単純に、商品単価×客数ですよね。
それで、1か月に5個しか作れないものだとしたら・・
最大客数は、この時点で5人となります。
そこで、【A】の商品を1000円が相場だとします。
そうすると、1か月の売り上げ上限が、これで、1000×5=5000円となる訳です。
もう、この時点で生活もしていけませんよね?
それでも好きだから、これで生活していきたいの!ってなります?
「いや、イベントなどには、もう少し出せているし!」となりますかね?
そのイベントとやらは、毎月出店しているものなのかな?
数か月に1回の出店だとしたら、イベント出店時に、数か月分稼がないといけない訳ですよね?
イベントで、多めの20個売れたとしても、それが、毎週とかならともかく、数か月で20個。。単価も大きく変わらず、1500円ぐらいだと、数か月かけて3万円の生産量ということになります。
もちろん、イベントで商品を売るということにこだわらず、イベントでは、見本の展示に留めて、商品の販売は後日、受注生産という形にするのなら、まだ多少の生産量の上限の余地はあります。
それでも、基本的に【納期】と言いますか、大体の制作時間数とか、制作日数というのは、お客様に提示できると良いでしょう。
いずれにしても、
1日で何個作れるの?
1週間で何個作れるの?
1か月で何個作れるの?
というのは、対外的に出さなくとも、自分で算出しておく必要があります。
生産量・生産金額の上限、限界ということを、認識されてない、盲点となっているというのが、ポイントです。
◆商品力を高める、値段の問題等
その上で、【値段・料金】どうする?
問題が浮上してきます。
商品には、
【希少性】【技術力】【権威性】の観点から、料金などは、決まってくるかと思います。
特に、希少性の無い、普遍的な商品の場合、既にある市場価格との、価格競争というのに、巻き込まれていきます。
そこを技術力でカバーしたがる方は多いですが、技術力って、一番、お客様に理解してもらいにくい部分なんですよね。
なんなら、【説明・教育】が必要になってくるからです。
「私の技術は、一般的な【Aという商品】と比べて・・・」話して、お客様がそれに納得していただけるのか、
「だから、その値段なんだね。OK」と思ってもらえるか?って、結構、難しい部分だと思うのです。
世の中には、【美容院】と言えば、いちいち説明しなくても、「思い通りの髪形や髪質に整えてくれる場所」という、教育が行きわたっている市場というのは、ある訳です。
そこに、「うちの美容院は特殊で・・・」と言おうものなら、
「そもそも、どう特殊な訳?別に、普通の美容院以上のこと、求めてないけれど?」と思われたら、それでアウトな訳です。
逆に、それを逆手に取って、「髪質改善専門の美容院です」という形で、市場を席捲していく手法もあります。
この場合の【技術力】というのは、「他店より上手」という技術力ではなく、「この分野に、このお悩みに特化した技術力」でないと意味がありません。
整体やマッサージなどの分野でも
「ゴッドハンド」を目指す方も多いですが、どちらかというと、お客様が本当に求めていることって、
「腰痛改善」とか、「デスクワークによる、コリ痛み改善」などに特化する方がお客様は来やすいです。
ただ、「姿勢改善」など、どこの店舗でも謳っているような、キャッチコピーだと、それは、「おはようございます」と変わらないことになります。
技術力にこだわるよりも、お客様の悩みの特化にこだわる。。
モノつくりとは、一見関係ないかもしれませんが、ココを無視した技術力は、単なる提供者側の自己満足となってしまいます。
【権威性】というのは、
「〇〇さんだから」とか、「〇〇の会社だから」という、実績・安心感のことを指します。
車などは、メーカーによって、既に客層も、特定されやすい構造になっていると思います。
社会的なステータスを求めるならト〇タとか、乗り心地なら、〇産とか、荷物が多いのなら、ダイ〇ツ、軽や氣軽さならス〇キなど。。
もっと言うなら、名の知れた建築家や芸術家なども、【権威性】が大きく働いていると思います。
もっとわかりやすいのは【芸能人】ですね。
有名人になれば、商品そのものよりも、その人のファンが、「薦められたらこぞって買う」というような現象を作り出すことが可能になります。
こうなると、【希少性】【技術力】【権威性】の観点以外で、料金設定を決定づけることができるのは、
【付加価値】という部分になります。
この付加価値、本来であれば、【原価】に対して、どれぐらい、上乗せするか?という部分になります。
もちろん、原価を安く抑えるというのも大事ですが、それ以上に、
「それ、欲しい!」と思わせる部分になります。
飲食店であれば、原価率は30%程度というのは、通説になりつつありますが、モノつくりも同じように、業界によって、
「この商品なら、大体これぐらい」というのが、あると思います。
それを超える価格をつけるには、
「それ、欲しい!」と思わせる付加価値を考えないといけません。
たまごっちや、タピオカジュースが、流行ったのも、「それ、欲しい!」という物珍しさだったと思います。
大事なことは、「それ、欲しい!」が高まると、料金設定や単価設定を強めに勝負できるということです。
そのためには、「商品の魅力」(技術力)もそうですし、「作り手の魅力」(権威性)、そして何より、ニーズとのマッチングが重要になってきます。
変な話、ビジネスの世界でのたとえ話で、
「臓器移植」なんかは、時と所によっては法外な値段で取引されることもある訳です。
命とお金を天秤に掛けるの?と思うかもしれないけれど、ニーズがあれば、売れてしまうという、分かりやすい事例です。(あまり、心理的には氣持ち良くないとは思いますが・・)
相手の「欲しい」さえ引き出すことができれば、値段は案外、高くしていくことができます。
もちろん、この「欲しい」がわからなくて、いろんな会社や経営者などが、アンケートを取ったり、マーケティングをしたり、いろいろ試行錯誤する訳なんですが。。
◆モノつくりの人ほど
単価や、料金設定を低くしたがる人がいます。
「良い商品を、安い金額で」
その氣持ちの背景は・・・
「作り手の自分は、(自分の商品に)これぐらいしか出せないと思うから」です。
私がコンサルさんに言われたことの1つに、
「つっちーさん、相手は、お金持っているから、大丈夫!」というのが、ありました。
これを聞いてから、
「あ、そうか、自分と同じ金銭感覚で考えてあげる必要ないんだな」と思ったのです。
要は、相手の支払い能力を、こっちが考慮してしまう必要はないってことです。
相手は支払い能力あるんです。
ただ、その商品を「欲しい」と思ってないだけなんです。
というか、「相手に支払い能力がない」という、作り手の勝手な思い込みって、買い手からすると、迷惑でしかない訳なんです。
ここらへんが、分かってくると、適正な料金設定ができると思うんですよね。
あとは、「欲しい」と思ってもらえる人に、売っていくだけです。
(欲しいと思ってない人に、「お金あるでしょ?」と売るのは、おかしな話になるのでやめましょう)
ちなみに、【料金設定】ほど、売り手の心理が反映されるものはありません。
経営者の家系で育つと、「守るべき従業員」などがいると、そうそう簡単に、金額を安く設定しなくなります。
「自分たちが大切にしている従業員が心を込めて作った一流の商品を、なんで安く売らないといけないんだ」という感覚になるようです。
なので、自分の最高の作品・商品を安くするのは、「自分の作品・商品に自信がありません」というエネルギーになってしまうので、氣をつけましょう。
もちろん、ぼったくりはいけません。
中には、「え?そんな金額で売るの?」みたいなこともあるかもしれません。
でも、それで、ビジネスが成立(買い手がいる)のなら、それは、それでOKな話ということになります。
◆モノつくり以外の選択肢も考えてみる
モノつくりを、否定したり、卑下することではないです。
ただ、事業・経営をしていく中で、ただ、モノを作るだけにこだわるのではなく、そこに付随する
「教える」「育てる」「マニュアル化する」「テンプレート化する」なども広げてみましょうという話です。
作る過程で氣づいたことや、技術として学んだことを体系立てて、人に伝えてみる。
それも、立派なモノつくりの一環です。
今では、YouTubeや動画、音声などで、いろんな知識・経験を伝えていく場があります。
もちろん、そこからの広告収入などでも良いのですが、仕組み化して、学びたい人・教わりたい人に繋げることも、可能になってきます。
中には、「教えるぐらいなら、自分で作ってた方が楽」という人もいるかもしれませんので、全員が全員、モノつくり以外の方法論を取るべきとは思いませんが、【稼ぐ】という可能性からは遠ざかってしまいます。
要は、可能性の手段が1つでも増えるんだったら、良いんじゃないの?という考え方です。
ただ、「教える」一つとっても、大変なことはあると思います。
時には、教えるための準備などで、大量の手間暇が掛かって、逆に大変だったということもあると思います。
特に、生徒さんとの距離が近くて、想定外の質問が来たりして、それに対応して、また時間を取られ・・
そういったデメリット部分も生じるかもしれません。
どんな出来事にも、メリット・デメリット両面はあります。
それらを天秤に掛けながら、やる・やらないを決めていかれると良いと思います。
◆最後の手段として
モノつくりで、売り上げを立てるとか、稼ぐということに、しんどい、疲れるということになってきたら、最後の手段としては、
「モノつくりは、趣味の範囲にとどめておいたらどうでしょう?」というのもあります。
というのも、こちらは、算命学(動物占い)の観点からの話になるのですが、モノつくりが、趣味の領域(精神の軸)に入っている人と、稼ぐ領域(現実の軸)に入っている人がいるのです。
これは、趣味の領域にしか、モノつくりの要素がないのに、それで、無理やり売り上げを立てるとか、稼ぐという風にすると、そもそも、能力がそこに存在しないのに、苦しくない?という考え方です。
ちゃんと鑑定で分かっている方はともかくとして、ほとんどの人は、自分にモノつくりの要素がどこにあるのか?知らない人の方が多いと思います。
公式LINEにご連絡いただければ、鑑定で見ることもできますし、見なくても、「向いてないな、趣味で良いや」と諦めるか、それは、ご自身で決めてもらって良いと思うのです。
(鑑定して、能力がなくても、「やっぱり、モノつくりで稼ぎたい」となったら、同じですし)
結局、大事なことは、「あなたが、どう生きたいのか?」だと思います。
それでも、「モノつくりで、なんとか、稼いでいきたい売り上げ上げられる自分になっていきたい」という覚悟があるのなら、無料相談やコンサルの方で、私ができる限りのお手伝いをすることは可能だと思います。
今回は、一般論や、全般的な部分からお伝えしました。
自分の事例はどうなんだろう?という方は、ぜひ、個別の無料相談をご利用くださいね。
あなたの人生のヒントになれば、幸いです。
あなたの人生が良くなるよう、心から応援しています。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。
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「自分らしく生きるには?」
「起業・事業を軌道に乗せるには?」
「月、数万円は稼げるけど、それ以上がうまくいかない」
「人間関係や性格分析等、人や自分自身とより良く関わっていくには?」
という視点からお届けします。
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