【二度目のリハビリの散歩です】
きのうの午後2時に、リハビリの女性の先生につきそわれて病院を出ました。
空調のきいた室内とは違い、むっとした熱気を感じます。すぐ隣りの公園に入ります。5日前にきたときは、生垣にクチナシの白い花がたくさん咲いていました。今日は一輪だけです。
木の間から、風が吹き抜けてきました。汗が、さっと引きます。足元に小さな濃い朱色の実が固まって落ちています。リハビリの先生が、何でしようと聞きます。見上げるとこんもりと茂った葉の間に濃い朱色の小さな実がたくさん実っています。杖をのばし持ち手のところを枝をかけ引き寄せるとヤマモモでした。
梅雨曇り
ヤマモモの朱の
風にゆれ
ひと粒取って口に入れたら、それ食べるのですかと問われて思わず出しました。舌に少し酸っぱい甘さが残りました。
考えてみると、3か月の間は管理された病院食だけを食べています。たとえばデザートのオレンジです。50g20K c a lで、皮をむきスジを取って食べやすい大きさに切り、スジが入らないように両はじまで少し切ってあります。
万事がこのような食事に慣れた胃に、野生の荒々しいヤマモモが侵入したらどうなるか。一瞬そんなことを思いました。
リハビリでも自然のなかを散歩するのは気持ちがいい。36分でしたが、生き返りました。
ありがとうございました。
真の愛の語り部 川元一郎
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