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小人が19人やってきた

気が付けば、4月も終わりに差し掛かっている。
最後に記事を書いたとき、定期的に書いていきたいな、と思っていた矢先。
子供が「小人19人」連れて帰ってきた。
どんなに陽性者が一緒にお弁当を食べていました、とか習い事に来てました、とか、美術の時間隣に座っていました、とあっても、今までスルーしてきた。そう、スルー出来たのに。
そして大会でも、200人以上の参加者とその家族がいた会場でも、マスクなしで、一日中いたのにもかかわらず、何も起こらず。

突然やってきた「小人19人」
症状はみるみる悪化し、寒気から高熱、で、回復。笑
若いっていいなあ。と思う。しかし、看病していた私は小人19人に目をつけられた。寝不足がたたったと私は信じている。
寒気から高熱、体中の痛み、落ちたことはないけど、高層ビルの屋上から落ちて、ひどい骨折と打撲、そんな重症になったような、痛み。体中の痛みは3日続いた。そしてその間一睡もできなかった。大変だったのは、高熱がでて、何をしても汗が出てこなかった。体中の中で熱が充満し、ぱーん!と自分が爆発してしまうような感覚に襲われた。
食欲はなくなり、けれど、やせ細る傾向もなく。いつもなら、洋服が少し緩くなったと感じるけれど、今回は「全くもって」そのようなことはなかった。涙。
熱も下がり、なんとか、生き返り、家のことをたらたらと再開。
陰性が出てからもう2週間目を迎えるけれど、体がとにかくだるい。
ごはんの支度は数回の休憩を入れないと無理、というものからやっと、椅子に座ってごはんの支度をできる、までになったけれど。
まだまだ100%ではない。

そう、私の4月はどこへ行ったのだろう、と昨日寝る前にふと思った。
生きることに集中した今月。
子供は通常の生活に戻り、元気に日々を過ごしている。
私は、なんとか、生きている。
何回もかかるという人がいるけれど、今回はこれでしっかりと抗体が出来上がった自信はあるけれど、もううちには来てほしくない「小人19人」
願い下げです。ホント。

ただ一つ、回復して感じたことがあった。
3日目の朝だったろうか、目が覚めて窓から見える景色がとても、クリアだった。
ハイビジョンの画像のようだ。
それに驚いて、私は起き上った。
部屋を見渡すと、本当にクリアなのだ。
一言でいうと、「バージョンアップ」されたような感じ。

以前子供が赤ちゃんだったころ、救急に駆け込んだ時があった。
その時の担当医が
「お母さん、体の中に図書館があると思ってください。人間は病気になるたびに、蔵書数が増えていくのです。それで、またその病原菌がやってきたとき、免疫たちはその図書館に行って、攻略本から戦い方を決めて体を守のです。お子様も今それをやっている最中だから、必要な過程ではあるのですよ」というようなことを言った。

そう、私の体は、「小人19人のやっつけかた」という本の執筆をしていたのだ。そしてその執筆が終えたとき、私はバージョンアップした形で、復活した。
人間の体って凄い。
蔵書が増えたからか???なぜか太ったような気がする。気のせいか?
・・・・こればかりはわからない。
でもなぜか、このだるさがなくなったら2年止めていた筋トレを再開しよう、と思えた。

ネガティブにみられる病気。
でも、病気は自分の現在地を教えてくれる。
そして体が教えてくれる、これからのこと。
バージョンアップした自分、NOTEも再開できるといいのですが。

ヘッドに選んだ写真。この内容に関係ないように見えて、関係ある不思議な関係。笑
実は私のデスクの前のボードにピンで貼ってある絵と同じもの。
日本人の友達が数年前に送ってくれた、「お茶漬け」の中に入っていたミニチュアの日本画。
ベッドレストしている間、何度この絵が目に入ってきただろう。

元気になりましたからね。という意味も込めて。

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