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【現場学校03】Session.02「カメラについて」

2020.03.10 22:00-

現場学校03 第二弾は「カメラについて」
今回の現場学校は「ウェブ制作者が動画制作&配信を行う上で押さえておくべき基本知識の取得」がテーマの中心。初心者が概要をきちんと理解できるよう、でも浅すぎずな絶妙なレベルでご説明いただけるとのこと。超初心者な私としてはありがたい。
知識がしっかりある方からするとちょっと違う?みたいなところがあるかもしれないけど、私の理解ということでご容赦ください。

映像の解像度

SD:480p/720×480
HD:720p/1280×720:FBLiveのサイズ。ハイビジョン
FHD:1080p/1920×1080:フルハイビジョン。
WQHD:1440p/2560×1440
UHD:2160p/4096×2160(3840×2160)

■映像にも解像度がある
 PhotoShopやイラレ = 画像のサイズを自由に決められる
 映像 = ある程度規定のサイズがある
■Facebook Liveでライブ配信をするならHDにする必要がある
 スライドなどもこの縦横サイズに合わせればOK
■HDはあまり現状解像度が高いとは言えない
 HD/FHDは現在一般的といえる解像度
■解像度が大きくなると画質は良いがファイルサイズが大きくなる
 → 配信プラットフォームや閲覧者の環境などにあわせて選択する
 → ウェブ制作でPC/スマホで画像サイズを変えるというのと同じ考え方
■Facebook Live→720p、それ以外のプラットフォーム→1080p でだいたいOK
■最新の配信プラットフォーム(Facebook Live配信以外、FacebookやYoutubeなど)ではユーザー側の環境にあわせてプラットフォーム側で調整してくれる(解像度を下げてくれる)機能はあるが、自動変換されたものは画質が落ちているように感じられる
→ ユーザーの環境に対してもともと想定される解像度で最初から提供した方が良い

プログレッシブ(p)とインタレース(i)

p=プログレッシブ方式:映像のコマを1コマごとに伝送する
i=インタレース方式:プログレッシブ方式をより効率的にしたもの。1コマを走査線ごとに細切れにして変化する場所だけを伝送する
・プログレッシブ方式の方が解像度はよい
・機器によってはインタレース方式にしか対応していない場合もある
・インターレース方式は早い動きについていけない。残像が残りがち

フレームレート

動画はパラパラ漫画のように静止画を連続して再生することで成り立っている
・数字は単位時間あたり(通常は1秒間)に処理させるフレーム数
・数が増えれば増えるほど動画が滑らかになる
・数が増えるとデータ量が大きくなる
・解像度と同じくユーザーが受け取る環境に合わせて設定する必要がある
・撮影時は60などでよいが、配信ファイルを作成する時には考慮が必要

カメラの種類

カメラの種類
・ビデオカメラ:必要な機能がすべて搭載されていることが多い
 ズーム、マイク、モニタなどが揃っている
・ミラーレス一眼:レンズが交換できる
 カメラの機能だけでカバーできない映像を撮れる
 背景をぼかす、広角で撮るなど
・アクションカム:機動性を重視した撮影ができる
 背景をぼかしたりなどといった細かい調整はできない
 機材が入り込めないような場所で撮影ができる
・スマートフォン
 複数のスマートフォンのカメラ映像を無線で受信してスマホ/タブレットでスイッチングする取り組みをしている
 → 配信機材をコンパクトにでき、バッテリーで駆動する

Switcher Studio
https://www.switcherstudio.com/

■よく使うレンズの話
・OLYMPUS25mm/F1.8:カメラまでの距離が1m弱くらいでバストアップが収まる画角
・OLYMPUS45mm/F1.8:25mmより焦点距離が近くなる
・Panasonic20mm/F1.7:広角気味に撮れる
レンズと被写体の距離にあわせてレンズを選択する
使い分けない場合はカメラの設置場所を被写体から話す必要があるが、カメラの設置場所に制限があるのでレンズを使い分ける

単焦点レンズとズームレンズ

・単焦点レンズ
 画角と焦点距離が固定
 同等スペックのズームレンズより画質が良い
 F値が小さい画質の良いものが安価
 → 複数台のカメラの環境を揃えるという意味でも有用
・ズームレンズ
 画角変更が容易で万能
 微妙な調整をカメラを移動させずにできる
 F値が小さい画質の良いものは高価
 → 一台のカメラで様々な映像を撮りたい場合は有用

カメラの設定

■F値画像1

映像の明るさや背景のボケに影響する
・値が大きくなると光の入ってくる量が少なくなる
・値が大きくなるとあまりボケない
■シャッタースピード
フリッカー対策のために調整する
フリッカー:照明の点滅が映像に影響してしまう
・50or100(主に関東エリア)/60or120(主に関西エリア)が目安
 ※地域によって目安値が異なる
・照明によって異なるので調整する
・現場の照明の組み合わせによっては調整が難航する場合もある
・照明だけではなくディスプレイ類も考慮
■ISO感度
 明るさの感度。明るさに影響する
 ・あげすぎると画質が落ちるのであげすぎない
 ・F値や照明で調整した方がよい
■ホワイトバランス
 映像の中で白の基準をどこにするか
 映像の中の「白」の定義を決める
 ・ずれていると映像全体の色がおかしくなる
 ・複数台のカメラでのずれなど、微調整は編集段階で揃える 

プロっぽさをアマっぽさ

プロっぽさ
・緊張感と高揚感が生まれる
・本気度が伝わる
アマっぽさ
・カメラ意識の軽減
・気軽で気楽(撮影の手間がかからない)

演者さんによっては緊張しすぎて話ができなくなる人もいるし、逆にやる気が出て話が弾むこともある。
どちらが悪いというわけではない。

カメラを選ぶ

・どんな映像を撮りたいか、どんな場所で撮影するか、何を撮影するのかにあわせて選ぶ
・気になった機材は機材レンタルを検討すると良い
・様々な機器を試して自分の最適解を見つけることが大事

質疑応答

・Facebookの自動変換は許容範囲?
 →アップロードするタイミングによって劣化具合が変わることがある
・激しい動きをするようなスポーツとかはインタレースに向いてない?
 →走査線がでるとよろしくないものは向いてない
 →機器によって変換してくれるものがあるが映像は少しぼやける
・フレームレートは後から変更できる?
 →減らすことは可能
・なぜLUMIX?
 →動画を撮るための一眼として向いている
 →他社レンズが使える
 →「HDMIパススルーがない」「メニュー画面を出さずに動画出力ができない」機種はライブで使えない
 →動画の録画可能時間の長さ
 →HDMIパススルーと録画されたデータで画質が違う場合があるので注意

徒然

私とカメラとの付き合いは実は長い。
父親が機械好きでカメラ(静止画用も動画用も)はたくさん家にあったし、従兄弟は幼少期から星撮影クラスタでよく話をしたし、小学校の時は写真部(映像は撮ってないけど。現像も自分たちでしてた)だった。
にも関わらず、これっぽっちもカメラについて理解せずに今日を迎えた。

説明を読んでもいまいちピンとこず、なんとなくふんわりしていた知識でいたけど、ようやくわかった気がした。
カメラのカタログとか実機とか見ながらもう一回確かめたい。
沼には注意。


★リアルタイムで動画見ながらコメントして、さらにメモをとっているので改めてアーカイブ見直しながら追記とか修正とかします。後から見たら内容がちょっと違うかもとかあるかもしれないので誰にともなくお伝えしておきます★

現場学校03
https://webdirector.shop/items/5e316d6ac78a5354c4348413

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