見出し画像

有料記事の価格設定【初級編】10秒で値段が決まる!

皆さんこんにちは!価格設定コンサルタントのようしゅうです(うそです、名乗ってみたかっただけです)。

私は起業・創業支援の専門家として、たくさんの起業家の方から相談を受けています。そこで、必ずぶち当たるのが「価格設定」です。

この記事では起業家と同じく、noteで収益化を目指す方に向けて価格設定のヒントをお伝えします。ぜひ少しでも参考にしていただければ幸いです。

価格設定の難しい話は一旦置いておこう。

価格設定は様々な要素が複合的に絡んでおり、本気で組み立てようとすると疲れてしまいます。

この記事では初級編として「すぐにできる。note有料記事の価格設定」についてお話ししますので、肩の力を抜いて読んでください。

記事の最後には簡単な価格設定の方法も書いてありますので、ぜひ最後までお読みください。

まず、「記事を有料化する際にいくらが適切なの?」っていう方がよくお見えですが、これに対する答えは「よく分かりません。」というのが回答です。

何それ!元も子もないじゃん!と思われるかもしれませんが、正確に言うと「答えようがない」という事です。

それは、あなたにとっての1,000円と、私にとっての1,000円は価値観が違うからです。

例えば、「蝶々の生態」について著者自らが何年もかけて飼育と観察を続け、人間との意外な共通点や蝶々の恋愛事情などが書かれている記事が1,000円で販売されていたとします。

しかし、蝶々に全く興味のない人からしたら、そもそもお金を払う理由がありません。

逆に、長年蝶々の研究をしており、「蝶々の人生」という卒業論文を書こうとしている大学生からしたら、喉から手が出るほど読みたい記事であり、1,000円は破格の値段かもしれません。

このように価値観は人それぞれであり、あなたにとっての適切な値段と私にとっての適切な値段は違うわけです。

そういうことから一概に「この価格は適切か?」というのは、それだけでは「よく分かりません。」という回答になります。

あなたの記事を、その価格で読みたい人は誰?

価格はヒトの価値観によって異なるというお話をしました。
ではあなたの記事を読みたい人の価格に合わせる必要があります。

本来、大手企業であればマーケティングリサーチを行い、多くの根拠をもとに需要と供給を勘案しながら価格を設定するでしょう。

しかし、noteで有料記事を販売したいと思っている多くの人は、そんなリソースもなければ、アンケートを取ってまで調査する気概もありません。
(私もそんなこと一切やっていません。)

それでは一体、誰の価値観に合わせて価格を考えればいいのでしょう。

もし、あなたの友人や同志など、あなたと同じような価値観を持つ人がいれば、その人たちに記事を見てもらい「いくらならお金払ってもいい?」と聞いてみましょう。

もし、そういった友人、知人がいない場合は1人しかいません。
それは、記事を書いた「あなた自身」です。

正確に言うと「過去のあなた自身」です。

おそらく、有料記事を書こうとしているあなたは「この情報が誰かの役に立つ」と思って、書いていることでしょう。

そして、その多くは過去の自分に向けて書かれているのではないでしょうか。

自分が過去に何かを成し遂げたいと思ったときに、悩み、乗り越えた経験が情報源であり、そうしたリッチな体験談ほど読者も欲しているのです。

価格=○○の大きさに比例する

ここで価格設定に際して一番大事なポイントをお伝えします。

この記事がいくらなら売れるのか、すなわちいくらなら購入者が買ってもいいかは、記事を読む人の課題の大きさに比例します。


いくら豊富な情報量で、希少性のある生データであっても、その人にとって課題感がなければお金を払う理由がありません。これが価値観の正体です。

そして、この課題感が大きければ大きいほど高単価でも購入してくれます。

有料記事を書く際には「誰のどんな悩みを解決する記事か?」をよく考えたうえで、構成を考えることが重要です。

先ほどの「蝶々」の例でいえば、「卒業論文を書くため」に蝶々の生体に関する生データがどうしても欲しいという理由かもしれません。

あなたの記事を買ってくれそうな人の「課題の設定」こそ、価格設定の第一歩です。

初心者向けの価格設定方法

ここまで読んで、「やっぱりよく分からないなぁ」という方におススメの価格設定の方法があります。

それは、「違うものと置き換える」という方法です。

例えば、私の有料記事は450円で販売しています。

これは私が設定した「中小企業診断士養成課程に行きたいけど、どんなところかよく分からずに迷っている」という課題を持つ人に対して記事を書いています。

450円にした理由は、こういった課題を持つ人が「スタバのコーヒ―1杯飲むのと同じくらいの価値」であれば払ってもいいかなという設定方法です。過去の自分であればこれくらいは払っても記事を購入するだろうと。

おかげさまで、こちらの記事は公開から2週間で私も驚くほどの反響を頂いております。

note有料記事というのは価値観に左右されやすく、読者の中に価格の基準となるものがありません。これは専門用語で「内的参照価格」や「慣習価格」などと言いますが、「購入してみないと分からない」というのが、購入者の心理的な障壁になりやすいため、違うものと置き換えてあげることで読者も少しはイメージがしやすくなります。

困ったときにはこの価格設定方法を使ってみてください。

※この記事が参考になったという方は、ぜひ「いいね!」を押していただけると幸いです。

中級編もアップしましたのでこちらもぜひお読みください!!】





この記事が参加している募集

新生活をたのしく

仕事のコツ

with 日本経済新聞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?