あや@ライター

メガバンク出身、渋谷の3児ワーママの吐き溜め。お仕事のご用命はXのDMかこちら→htt…

あや@ライター

メガバンク出身、渋谷の3児ワーママの吐き溜め。お仕事のご用命はXのDMかこちら→https://note.com/happymother/message

マガジン

  • ノンフィクション

    エッセイです。生きづらさ、自己肯定感、悩みが中心。

  • 有料記事まとめ

    有料記事の過去ログをまとめています。

  • 小説

    短編小説、ショートショートです。ミステリ、恋愛、ファンタジー要素強め。

最近の記事

  • 固定された記事

うちでは誰も野菜を切れない #家事分担の気づき

野菜を切ることが大の苦手、いただいた果物は皮を剥くのが面倒で放置して腐らせてしまう。私もそんな一人だった。親戚からマンゴーやスイカが毎年のように届くが、ほぼ確実に腐らせていた。来世では絶対に果物に呪われると思う。夫も同様である。小学一年生を筆頭とした子供たち3人は、もちろん無理。つまり、うちでは誰も野菜を切れない。 カット野菜や冷凍野菜を試したこともあった。でもカット野菜は傷むのが早いし、冷凍野菜は冷凍庫のキャパを取る。そもそも冷凍庫は夫や子供たちのアイスやポテトや餃子など

    • どうしてプロフ画を美女のイラストにしている女はブスばかりなのか

      美醜差別という言葉がある。簡単に言えば「美人は得をしやすい」ということなのだが、私はこれはちょっと違うと思う。 70歳を過ぎ、目がショボショボで顔がシワだらけでも「あぁ、良い表情の作り方をするな」と感じさせるおばあさんがいる。一方で20歳で整形を繰り返し、限りなく『正解』に近い顔でも、険しい表情をしていたり、嫌な目つきをしていたり、口元に卑しさが現れている女の子もいる。生身の人間を見れば、どういう人間かだいたい分かる。 だからSNSのプロフ画を美女にしていて、それに対して

      • ムカついたら夫のクレカで爆買いする

        新年度は何かと忙しい。令和なのに昭和の価値観を引きずった上司、Z世代のトンデモない新入社員……会社だけでなく、子どもの環境も変わる。進級に伴う細かいルールの変更に追われることになる。当然、ストレスがたまる。 筋トレ、ピラティス、サウナ。これらの類でストレスが解消できるのは分かっている。でも仕事がやっと終わったと思ったら、育児が待ち構えているのだ。1日が終わる頃に、これらに手をつける気力は残されていない。 そもそも、この手のビジネスモデルは金になると目をつけられているため、

        • 10万課金で気付いた、サウナ向け最強トリートメント~相性最悪な「髪質改善」メニューも紹介~

          サウナが好きだ。それでも髪は傷めたくない。そんな浅ましい欲望を抱く同志たちに朗報だ。ついに最強のトリートメントを見つけた。 初めに断っておくが「こちらのリンクから購入したら55%オフ!」「今なら定期購入が初回99円!」というクソみたいなアフィリエイトは貼っていないから安心して欲しい。 私は美容系のライターではないし、美容師でもない。ただハイライトを入れていることもあり、傷むのが早い。髪が傷むと、急に老けて見える。せっかくボトックスやハイフなど美容医療に精を出しても、髪の毛

          有料
          500
        • 固定された記事

        うちでは誰も野菜を切れない #家事分担の気づき

        マガジン

        • ノンフィクション
          40本
        • 有料記事まとめ
          2本
          ¥1,000
        • 小説
          20本

        記事

          東大医学部の卒業式で見た、親の共通点

          東京大学の卒業式へ行った。そこで見た「親の共通点」がはっきりしていることに衝撃を受けたので、話そうと思う。誤解を生まないように説明しておくと、私の卒業式ではない。参加の理由は、今回の記事では関係ないので省かせていただく。 東大の卒業式は例年2日間にわたって行われる。22日は修士と博士、23日は学部生だ。1日の中で3部制に分かれており、学部によって式の時間が違う。私が見てきたのは22日の第2部で、農学部・薬学部・医学部などが対象だった。 卒業生は安田講堂で参列するが、卒業生

          有料
          500

          東大医学部の卒業式で見た、親の共通点

          雨の日は軽率にタクシー使っていいよ~仕事の成果は"仕事以外"で8割決まる~ #仕事のコツ

          大事な会議の直前に、親から憂鬱なLINEが来た。"お願いだから、この日だけは"という日に、保育園から「お子さんがお熱で……」とお迎えを要請された。正直言って仕事どころじゃない。そんな経験は、誰もがしたことがあるんじゃないだろうか。 子連れ共働き世帯は、仕事以外の環境をどう整えるかで、仕事の成果が決まる。仕事の成果は"仕事以外"で8割決まると言ってもいい。3児の母である私は十数年に及ぶ社会人生活を通じて、これを痛感してきた。 例えば雨の日の朝。太陽が出ないせいか、いつもより

          雨の日は軽率にタクシー使っていいよ~仕事の成果は"仕事以外"で8割決まる~ #仕事のコツ

          育児が"無理ゲー"なのは小学生になってから~休日クライシス~

          木曜がくると気が重い。金曜なんて最悪だ。土曜には「早く週末が終わってくれ」と、朝目覚めた瞬間に思ってしまう。 第一子を産んだばかりの女性たちは「お産の後、すぐに仕事を始めちゃった」「育児って意外と楽だね。もっと大変かと思ってた」と言う。最近は保育園の数も増えたし、あらゆる業務がリモートにもなり(裁判所もリモートになったので、弁護士ママは家からzoomで裁判に参加したと言っていた)、"男性も育児をしろよ"という風潮になってきたからだろう。 そんな彼女たちに伝えたい。育児の大

          育児が"無理ゲー"なのは小学生になってから~休日クライシス~

          人前で屁をこき続けてきた半生でした。俺はどうやら、とんでもない思い違いをしていたようだ……

          私には18年間思い込んできた事実がある。それは「人間がおならをしても、その臭いがわかるのは自分だけ。他人には決して臭いがばれることはない」というものだ。 今思えば、恐ろしい話である。なぜそのように思い込みに至ったのかは定かではない。おそらく当時の私を取り囲んでいた優しい人たちが、私をおならをしても知らんぷりをしてくれていたからだろう。幸か不幸か、一人も「うわ!お前、屁こいただろ!臭えよ!」と言ってくる人はいなかった。 これらの経験から、幼い私は「おならをしても臭いを感じる

          人前で屁をこき続けてきた半生でした。俺はどうやら、とんでもない思い違いをしていたようだ……

          大丈夫じゃなくても大丈夫なふりをしてしまう

          先日アフタースクールの面談で、小学1年生の長男がどう過ごしているか教えてもらった。「基本的には問題ないんですが、大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをしてしまう時があるんですよね」と先生から言われた。 長男にはよく一緒に遊ぶ、Aくんという男の子がいる。Aくんは長男と二人きりで遊びたいタイプの子だ。だから他の子たちが「仲間に入れて!」とやってきた時、Aくんは長男に「なんか、人いっぱい来ちゃったな……あっちで遊ぼうぜ」と誘うのだという。 長男もAくんのことが好きだだから「うん」と言

          大丈夫じゃなくても大丈夫なふりをしてしまう

          「自分が不利になりそうな相手」を見抜いて逃げる #会社員でよかったこと

          会社で身につけるスキルは9割が「他社では通用しない、それどころか人生でも絶対に使わない」というスキルばかりだ。 私は三菱UFJ銀行で8年間、新卒から法人営業をしてきた。入行当時は覚えることがたくさんあり、鬼のように怖い上司や次長にゴミ箱を蹴られたり、机を叩かれたり、怒鳴られたりしながら(もちろん優しい人もたくさんいたけれど)、「スキルを身につけないと死ぬ」と思って働いていた。 例えば稟議書の書き方。会社概要・資金使途・所見など、お作法が多々ある。書く順番も決まっている。判

          「自分が不利になりそうな相手」を見抜いて逃げる #会社員でよかったこと

          「最近、面白い小説がないな」という人へ、絶対にお勧めできる海外の小説たち(2024.3.5更新)

          本屋をブラブラしても「面白そうな小説がない」と感じる。あるいはパラパラっめくってみても、全く食指をそそられない。昔は小説が好きだったんだけど、最近は面白いものに出会えない。そんな人は多いと思う。 そこでおすすめしたいのが、外国人作家の小説を読んでみることだ。ドストエフスキーとかエミール・ゾラとかの古典ではない。本屋を当てもなく彷徨っている人の大半は心が疲れているから、古典を読む元気はないと思う。現代と異なる文化や言葉のものを読むのは、エネルギーがかかるからだ。 一方で海外

          「最近、面白い小説がないな」という人へ、絶対にお勧めできる海外の小説たち(2024.3.5更新)

          最大100万PV!ライター"登彩"のポートフォリオ=制作実績とプロフィール

          金融と取材に強いライターの登彩(のぼり あや)です。これまでに同領域で多数の成果を出してまいりました。実績を掲載いたしますので、どうぞご査収ください。 主な実績金融領域 日刊SPA!様 LIMO様 みんかぶ様 ビジネス領域:取材 DMM様 104コンソーシアム様 ライフスタイル領域:恋愛 オトナサローネ様 ライフスタイル領域:サウナ Saunassa様 シナリオライターとしての実績 『ワンオペ育児漫画ママライオン』 『竹内順子のTake a Cha

          最大100万PV!ライター"登彩"のポートフォリオ=制作実績とプロフィール

          映画に「人生の抜け道」を教えてもらう #映画にまつわる思い出

          「映画を見に行たくて映画館に行くやつなんていない。映画なんてセックスの前座だろう」。そもそも1時間の授業ですら苦痛な性分だ。二時間も一箇所にいるなんて絶対に耐えられない。高校生の頃までは、そう思っていた。  今思えば、いかにも彼氏がいなさそうな、田舎の女子高生の偏見である。実際、大学生になって初めて彼氏ができるまで、私は映画を一回も見に行かなかった。ひょっとしたら親と、小さい頃に見に行っていたのかもしれない。でもそれは記憶にない。親も別に映画が好きな人間ではなかった。金曜ロ

          映画に「人生の抜け道」を教えてもらう #映画にまつわる思い出

          離婚しても死なないように、投資信託を買う #買ったわけ

           「職業はライターです」と言うと、相手の顔色が変わることが多い。相手が金持ちのハイスペ女性だと顕著だ。有名私立女子中学から一流大学を出て、外資系企業でバリバリ働いているくせに、なぜか立ち振る舞いはトラック運転手のような女性。そんな人種には言う前から分かる。今まで同じ部屋で和やかに話していたのに、職業を知った途端に、さっとカーテンを引いて奥の部屋に引っ込んでしまう。  この反応は無理もない。「どうせ金持ってないんだろ?今、稼いでいたとしても、続かないだろ?」と、察しのいい人は

          離婚しても死なないように、投資信託を買う #買ったわけ

          転職は恋に似ている。あとはただ相手の服を脱がせるだけだ #転職体験記

          転職は恋に似ている。最初の月は魔法のようだ。二か月目で心を通わせる。そして三か月目は決まりごとになる。あとはただ相手の服を脱がせるだけだ。※ 転職した最初の月は、とにかく全てが新鮮だった。メガバンクからITメディアという180度違う業界に行ったこともあり、何もかもが輝いていた。 でも、二ヶ月目でだんだん新しい職場の粗が見えてくる。銀行よりも整備されてない制度にイライラして、Slackでアピールが上手な者が出世していく環境にうんざりしてくる。 そして三ヶ月目は、もう前の職

          転職は恋に似ている。あとはただ相手の服を脱がせるだけだ #転職体験記

          「何も学ばない」を学んでみる #今年学びたいこと

          「また出たよ、1月恒例のお題が……」 そう思った人も多いのではないだろうか。今回の「今年学べたいこと」のように、「今年こそ」系は1月には多く見かける。 少しだけ思い返してほしい。果たして「今年学びたいこと」に掲げたことが、「今年学べたこと」として、年末に振り返ることができただろうか。 私の経験から話すと、ほぼない。 1月に立てた目標なんて、きれいさっぱり忘れているからだ。 じゃあ、目標を立てなくてもいいのか。それはそれで寂しい気がする。一方で目標を叶えることを全てにし

          「何も学ばない」を学んでみる #今年学びたいこと