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【育児】保育園で発育に与える影響を科学的に調べてみた

0歳で子供を預けて仕事に復帰するママは、「そんなに早く子供を預けると愛情不足になる」とか「3歳までは親の手で育てた方がいい」とか言われ続けて、葛藤をしてきた方も多いと思います。私もそうでした。

結論から言うと、保育園での保育時間の長さは子どもの発達とは一切関係ないことが、研究で証明されています。

①NICHD(NICHED ECCRN,2005)研究(Booth et all.,2002)
誕生から生後6ヶ月までに、週30時間以上保育施設で過ごしている子ども143人と0時間である子供183人と、生後15ヶ月の時点で精神発達、言語発達、母子交渉における子供の積極性、母親の愛着について調べたところ、両群の子どもには全く差がないことが分かりました。

でも、これは海外の研究でしょ?と思った方へ。ちゃんと、日本でも実験されています。

②日本の研究(安梅,2004)
全国の87カ所の認可夜間保育園と併設されている昼間保育園の子供の中1歳児に、毎日11時間以上保育されていた子供239人と、通常の保育4~10時間をされていた子供409人を比較しました。第2群の子供は運動の発達、社会性の発達、言葉の発達、保育園への適用などについて2年後と5年後に追跡して調べたところ、差がなかったということです。

じゃあ、何が大事かと言うと、この2つだけです。
①保育園の環境
②仕事後や、週末の過ごし方

①は言わずもがななので、割愛しますね。
②は、一体何をすればいいのでしょうか?

平日の母親不在の影響は、週末の子供との交渉によって相殺できることが、上の2つの研究で支持されています。交渉とは、授乳、おむつ替え、入浴などの必要な世話ではなく、遊んだり、出かけたり、しつけや教育などを言います。

じゃあ、ワーキングマザーは週末に子供とずっと一緒にいなくてはいけないのかと言うと、そういうわけじゃないです。

この研究から言えるのは、短時間の濃い親子の交渉によって、親子の交渉の少なさが取り戻せるので、いつも親がそばにいなきゃいけないわけではないということです。

例えば一緒に買い物に行くなど、子供との日頃の接し方や、子育ての相談をしたり支援をする人がいるなど養育環境のよさが、子どもの発達にプラスに働くことが報告されています。

これから子供を預けて復帰されるママも、保育園に預けることに後ろめたさを感じられているママも、心配要りません。

実証データが示すように、保育園に預ける時間の長さは、発育に全く関係ないからです。

それよりも、良質な環境の保育園に預けることと、週末や仕事後を楽しく過ごす。平日に働いているから無理して子供と一緒にいるんじゃなくて、養育環境さえ良ければ、ママもリフレッシュして大丈夫。お仕事、行ってらっしゃい♪

3歳から乗れる自転車、kajitori♪名前の通り舵が取れるので、坂道でも便利です。補助輪外せるし、サドルの上下できます。

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