1月④アイ アム ア ヒーロー

ゾンビパニックムービー、には正直興味ない。
でも、大泉洋が主演、しかも冴えない普通の男を演じる、と聞いて思わず観たくなってしまった。

水曜どうでしょうファンからしたら、真田丸で素晴らしい演技を見せてくれた俳優大泉洋、ではなく、ちょっと情けなかったりズルかったりブーブー言ってたりする、あの洋ちゃんこそが好きだったりする。

だからこそ、今回の冴えない男は、より洋ちゃんに近いのではないか、と期待したのだ。

果たして、今作の洋ちゃんは確かに冴えなかった!新人賞をとった後、漫画家になる夢を追いかけるも、35歳まで鳴かず飛ばずのアシ生活。同棲中の彼女には愛想を尽かされ、家を追い出される。
いいぞいいぞ、いい感じで情けないぞ!

そんな時に、襲ってくるゾキュンパニック。
趣味のクレー射撃のライフル銃を武器に戦おうとするも、なかなか撃てない。それでも、途中で有村架純を助けたり、最終的に長澤まさみと助け合ったり、と大大活躍。ライフル銃をかまえる洋ちゃんをうっかり、「カッコイイ…」とか思ってしまった。

そう、大泉洋をたっぷり堪能するには、とてもいい映画だった。
でも、ゾキュンが発生した経過もまったく出てこないし、アウトレットモールから逃げ出せても何の解決にもなってないし、色々が意味不明すぎた。まぁ、それが狙いであったり、もしかして、続編とかあるのかもしれないけど、次はもういいかな。

ちなみに、私がもしこの世界にいたら、さっさとゾキュンになると思う。人類皆でゾキュンになって滅びるなら、それも運命。受け入れてしまう方が楽だ。
そして、できれば、とびっきりいい男を噛んで、別のいい男に頭撃たれて殺されたい。

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