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NY一人旅・一人飯

2009年、ニューヨークを一人旅した。

旅行中の楽しみのひとつが、食事だと思う。でも、一人旅となると、食事をないがしろにしがちである。面倒だから予約をして行くようなちゃんとしたレストランには行かないし、大体一人で食事をしても、会話を楽しむこともないので、あっという間に終わる。じゃ、適当にさっさと済ませて、限られた時間を他の事に使おう、ということになる。

ニューヨークでの私の食事も、まぁ貧相なものだった。
久々に、旅行の写真を見ていたら、驚くほど質素な食事の写真が残されていて、少し悲しくなった。なぜ、世界中の料理が食べられる、という大都会に行って、こんなものばかり・・・と。
きっと、当時の私もそう思ったに違いないが、記録として残すために、いちいち写真を撮っていたのだろう。そのくらい、本来なら写真を撮る意味すらなさそうな食事ラインナップ。

それをまたこうして記録として、ここに記すことで、貧相な食事たちも少しは浮かばれるだろう。

まずは、コレ。到着日、タイムズスクエア近くのスムージー屋での夕食。
長時間のフライトで疲れ、食欲もあまりなかった。にしても、少ない。
華やかな外の景色だけが救い。

そして、2日目の朝食は、カフェでコーヒーとベーグルサンド。まぁ、朝はこの程度で十分だ。

これは、ドラマ「Sex and The City」ロケ地ツアー中に訪れたマグノリア・ベーカリーのカップケーキ。
ロケ地だから行ったし、コレを食べたけれど、別に美味しくないと、私は思う。最近、このお店が東京にもできたそうだけど、NY発だからってそんなにありがたがって、行列に並んでまで食べるものか?と私は思う。こんなク○甘いだけのものより、日本のコンビニスィーツの方がよっぽど優秀だ、と私は思う。(何度も言ってますが、すべて個人の見解です)

宿泊したホテルの1階にあったレストランでのランチ。
写真を見てもらえば、すぐ分かると思うが、このパスタ、死ぬほどまずかった。
パスタ?ねぇ、コレほんとにパスタ??昔、給食によく出た、「ソフト麺」じゃないよね?
芯などまったくない、ふにゃっとした麺。得体の知れないトマトソース。
こんなもんを出して、よく10ドル以上とれたな!
今思い出しても、悪態しか出ないこのパスタランチ、この旅のワースト飯に決定です。

お腹空きすぎて、一口かじっちゃってるこのピザと炭酸ジュースが、この日の夕食。
この後、夜景ツアーに参加する予定があったため、時間もなく、ささっと街のピザ屋で済ませた。でも、このピザは美味しく、サイズも値段も手頃。ニューヨークでの一人飯の正解は、コレなのかも。

これは、最終日の朝食。やっと、素敵な食事にありつけた感じ。
近年ブームになっていたパンケーキからすると、かなり地味でシンプルだけど、私にはこのくらいが非常に好ましい。

最終日の夕食がコレ。この袋の「Amy's Bread」で買ったスコーン的なものとミネラルウォーター。しかも、ホテルの部屋で食べた。最後のお土産探しに疲れきって、ちゃんとしたご飯を食べる元気さえなく。
でも、さすがに、ニューヨーク最後の晩餐がこれか、と悲しくなったのを覚えている。こういう時、一人じゃなかったら、無理してでも、どこかに食べに行くんだろうけど、一人だと動くのすら拒否。一人旅ならではの自由さ、とも言えるのだろうが。

この他に、一度だけ、ちゃんとしたレストランに行った。そこは、SATCにも登場した「Brasserie 8 2/1」という5番街近くのお店。オシャレでちょっと緊張したけれど、ランチなら予約なしでも行けるかな、と勇気を出して突入。ハンバーガーを頼んだが、量が多すぎて、全部食べられず。
意外にも親切だった店員さんが「包もうか?」と聞いてくれたけど、肉も固くなり始めていたし、持って帰っても、もうマズイだろうと思い、断った。

レストランで食事を写真を撮る行為、批判されることも多い。
実際、料理人からしたら、冷めないうちに食え!となるんだろうけど、旅行者にとっては、何を食べたのか、それも記録することも大事なのだ。
後で旅を振り返る時、その写真があれば、まずかったとか、店員が親切だったとか、付随する思い出も鮮やかに蘇るのだから。
ただ、お店の人への礼儀をわきまえて、撮影するようにしたい。

一人旅一人飯、の記録。こうして振り返って、結論。
やっぱり・・・

食事は、一人より、誰かと一緒の方が断然美味しいし、楽しい!!!


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