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技術士試験(化学部門‐化学プロセス)⑦_令和3年_口頭試験Q&A例~其二

2.質疑応答(続き)

Q②-4:

LCAについてはどのように取り組んできたか?脱炭素の重要性が増しているが、化学メーカーの対応は遅れてますね、本当はScope-3まで評価すべきですが、Scope-1,2に終始していますし。社会に対してLCAでどのように貢献できると考えているか?

A②-4:

■■■技術のLCAを■■■年に実施しました。先ず、大学の先生に教えを請い、スキルを体得しながら評価を行いました。LCAに関しては、シンクタンクやコンサル会社、研究機関、具体的には■■■や■■■、■■■の方々が評価をしている例が多くありますが、エンジニアリング会社での実施は、より精緻な評価が可能であると考えています。例えば、■■■の■■■と■■■の■■■を同じものとして扱うなど、不公平な評価が世の中では散見されます。そういった面では、Battery Limitのすり合わせや、技術の実現性や時間軸も含めて、システム全体をEngineeringの視点で評価できることが、競争力だと感じています。また、Scope-3を含めた評価についてはご指摘の通りで、今後ますます重要になってくると感じます。特にこの2年間で世の中がガラッと変わったように感じます。特に欧州が先行していて、タクソノミーといった金融面からのアプローチ、圧力も増しています。
☞そうですね、エンジニアリング会社がLCAをやってくれると心強いですね(試験官)

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