マガジンのカバー画像

超短編小説 「途中」

80
140字くらいの小説が入っています。よろしくお願いします。
運営しているクリエイター

#仕事

ついてない日(140字小説*22)

ついてない日(140字小説*22)

ついてない日だった。電車の遅延で仕事に遅刻。ランチでは注文を間違えられ、自動販売機で買った缶コーヒーは冷えてなかった。仕事帰り、いつものBARは臨時休業。缶ビールを買う。まてよ。案の定、ビールはふきこぼれた。ただ、泡の中かから絶世の美女が。やはりついてない。俺は美人が苦手なのだ。
#140字小説 #掌編小説 #超短編小説 #仕事 #ついてない日

明日、22時38分(140字小説*20)

明日、22時38分(140字小説*20)

「明日ですか?」
「はい、明日の22時38分です。」
「こっちにも都合があるんですけど。」
「急死の場合、皆さんそうおっしゃいます。」
「なんとかなりませんか?」
「申し訳ありません。決まったことなので。」「。。。」
「また、明日。」
次の日、僕はいつものように仕事をこなし、22時38分、、、 #140字小説 #超短編小説 #掌編小説 #死 #死神 #仕事

仕事について考えてきたこと。(140字小説*19)

仕事について考えてきたこと。(140字小説*19)

誰にでもできる仕事に興味はなかった。自分にしかできないこと。自分だからできることを仕事にしたいと思った。小さなころから人が嫌がることに積極的に取り組んだ。掃除、洗濯、家の手伝いもした。自分のすることで、人に喜んでもらえることがうれしかった。そして大人になって僕は、殺し屋になった。
#140字小説 #掌編小説 #超短編小説 #仕事