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父、河童になる(140字小説*2)

僕はそのとき高校生で、部活を終えて家に帰ると、頭に皿をのせた父が、リビングで新聞を読みくつろいでいた。父は河童になったのだ。父は僕を見ると「どうだい、調子は?」と言い、「うん、まあまあだよ。。。父さん、頭」そう僕が呟くと「きゅうりが無くてな。チーズケーキだ」と父はニヤリと笑った。

#140字小説 #短編小説 #小説 #河童 #チーズケーキ

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