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黒犬シュウの物語-1/2(140字小説*28)

シュウという名の黒犬を飼っていた。ある日、母が散歩に連れて家を出ると、角から小さな猫が飛び出してきた。母がリードを離れないように強く持ったそのとき、首輪はシュウの首を強く強く締めつけた。時刻は夕方6時。車で病院へと急ぐ。渋滞で進まない。そのときシュウは、助手席の僕の膝の上にいた。(続)

#140字小説 #掌編小説 #超短編小説 #創作小説

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