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日曜日の朝のゆで卵(140字小説*17)

日曜日の朝、目を覚ました私は、缶ビールを飲みながら、ゆで卵を十個茹でているところだ。ゆで卵は二つは私、残りはチンパンジーの悟の分である。悟はゆで卵が大好きで、食べているとき、とても幸せそうな笑顔を見せる。最近は殻を割るのは悟の役目だ。卵はもうすぐ茹であがる。世界はもうすぐ終わる。

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