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今日は昨日の続き(140字小説)

朝目が覚めると今日も昨日の続きだった。僕はいつもの僕で、他の何者でもない。三十分もすればシャワーを浴びて、歯を磨いて、仕事へ向かわなければならないだろう。眠りに落ちる前に、僕はいつも少しだけ期待する。目が覚めたら、新しい一日がはじまるのではないかと。あー、昨日の続きがはじまった。


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