亀有公園前派出所から電話がきた(140字小説*26)

朝、日課の片足立ちをしているところで電話が鳴った。「こちら葛飾区亀有公園前派出所ですが。田中カナタさんのお電話ですか?」「はい、田中カナタです。」「お財布が届いてまして。ご連絡差し上げました。」「もしかして、寺井洋一さん?」「はい?」いけないいけない。夢と現実を混同してしまった。

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