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【アップサイクル】ずっと売り切れ中だったアレを、古材で作製しました!

⚪︎古材を使って、売り切れ中だったアイテムを作成しました!


先日、色んな古材を製材して何種類かの塗料を使って違いを比較しました。

その流れで、「先日引き取った80年前のこの欅の古材を使ってずっと売り切れだったカフェトレイを作れないか?」と思い、製材してみた結果。。。

無事に作ることができました!


この欅材が。。。


こうなりました!!

以前カフェトレイを作成していた材料は、リノベーション現場で出た建築余剰材。なので、ちゃんと直角も出ているし、剃りもないので平らに加工されていたものでした。


以前使っていた建築余剰材の集成材。


こんな感じで使います。


つまり、作りやすい木材だったわけです。対して古材は違います(汗)。長年の経過で反り返っているし、真っ直ぐでもない。なので、建築余剰材のように、そのまま加工しようとしても上手くいきません。

真っ直ぐにして、平らにするところからスタートします。これが本当に大変です(汗)。

手元にある機械は、以前紹介した電動カンナのみで、これを使ったのですが、これがなかなか大変。。。

ちゃんと精度を出すには、下のような「プレーナー」が必要だなと思いました↓早急にこれを購入し、加工はこれを使うようにします。


⚪︎機械への投資は惜しまない理由

私の場合、生粋の家具職人でもなければ木工職人でもありません。キャリアの最初は理学療法士からスタートでしたし、その後も色んな業界を経験して、今に落ち着いています。

いわゆる「職人」と言われる人と比べられたら、どうしても手先の技術は敵いません。

なので、それをカバーするために機械への投資することは惜しみません。

今回の、トレイの加工も、人によっては手カンナを使って加工する人もいます。でも、それでは時間がかかりすぎる。

これをプレーナーと、ヤスリで代用すれば、結構いけるなと感じました。そしてプレーナーは、やり方と気をつけるポイントさえ押さえられれば、古家具の手入れをしてくれているメンバーさんも、製材することが出来ます。

自分の現段階での力量を正確に把握することも、大切なスキルの一つだと思っています。把握した上で、いかにカバーするか、強みを伸ばすにはどうしたら良いかは、もっと大切です。


今から手カンナの技術を取得するには、時間もかかる。



他にもやりたいことはたくさんあるし、手が回らなくなる。



それなら機械を使ってカバーして、他のメンバーさんでもできるようにオペレーションを組んで、他のことに注力する。



こんな流れでしょうか。やらないことを決めないと、他のやりたいことに力を注げない。

「自分がやりたいことは何か?」
「どんな風に仕事をしていきたいのか?」
「どう生きていきたいのか」

が明確だと、「やらないこと」を決めることにも躊躇いは無いんです。

⚪︎やってみて初めてわかることは多い。

カフェトレイの話に戻ります(笑)。

今回使ったのは欅の無垢材です。無垢材はある程度の厚みがないと、割れやすい。そして、剃りやすいという性質もあります。なので、ただでさえ杉材のような水にも弱くて、柔らかい木材はこういう食器系には向かないなと感じました🤔剃りやすさに関しては、自分でも使い続けてみて、どんな感じに変化していくのかを、見ていく事にします。

やってみて初めてわかることっているのは、本当に多くて。。だからこそ、自分でリスクテイクできる範囲で「とにかく早く、まずは小さく始める」のが大事です。

今後は、色んな種類の古材を手に入れたら、その都度作ってみます。

真ん中は欅材。右側は栗材。この二つでも結構違う。

建築余剰材でもそうですが、「新しく木材を購入したりはせず、偶然引き取れたものからどうやって作るか」がポイントなので、当然、数に限りがあります。言ってみれば「早い者勝ち」「ほぼ一点もの」という面白さもあります😂w

店舗営業時や、マルシェ出店などなど。お客さんにお披露目するのが楽しみです!

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