三月。

僕が20代前半の頃に亡くなった大好きだった婆ちゃんは僕と同じ誕生日でした。

アトリエ三月という名前は僕が今の物件に入ったのが3月なのと、僕と同じ誕生日だった婆ちゃんが大好きだったから。

共働きの家庭だったので両親が帰ってくるまでは学校から家の近くのばあちゃんの家に帰って両親が帰ってくるまでを毎日待ってました。


低いテーブルに腰を下ろす時、

「よいこらせーのやれこれさーのどっこいしょっと」と言って座るのが口癖だった。


小学校の頃はヤンチャだったので両親や婆ちゃんにも随分と迷惑をかけた。小学生の頃お小遣いが欲しくてこっそり婆ちゃんの財布から小銭を盗んだりしていたが、婆ちゃんは全部わかっていながら敢えて何にも言わなかったり。


子供の頃は当然のように誕生日が近づくと嬉しくって、同時に一年に一度、お婆ちゃんと誕生日が一緒なことを改めて確認できる日でした。喜びを共有できて、「おめでとう」「おめでとう」と言い合える日。


お婆ちゃんが亡くなってからはただの自分だけの誕生日になってしまったが、たまーに同じ誕生日の人がいると嬉しくて、


3月っていいんですよね、なんだか、好きで。


実はアトリエ三月って名前はお店としてはじめる前の僕が個人でアトリエとして使用している頃から名付けていました。

そんなこんなで僕も41歳になりました。


色々あるけど、とにかく楽しくがモットーです。良い一年にするぜ

大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。