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態度と姿勢

今年の目標がはっきりと見えてきた。

本当今まで何してたんやろってくらい制作ができていなかった(いや、やってたはやってた)。今年、とにかく制作を続ける。コンスタントに。まぁ、これ毎年言ってるような気もするけど。

絵で食えなくてもいい。ただ、今のギャラリー&BARの仕事のお金は極力使わずに作品は作品としてお金を回す。とりあえず+ー0のとこまで持っていかないと。

毎月50万円分の作品を制作する。これは基本、ギャラリーで販売成立した場合は折半となる。それを想定して50万売上、取り分は25万。生活最低レベル。ただこの中にはなかなか売れないであろう何十万の値段になる大作も含む。年間600万分の作品を作る。今月はクリアできている。

最近プロとは何かと考える。僕はいつも常に最高の一枚を作ろう!という心持ちで制作に向かっていた。これがよくなかった。この心意気自体は良いと思うし、当たり前なことなのだけれど、そこに感情を込めるべきではない。

淡々と作り続けるべきなのだろうと最近そう、思っている。

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先日国立国際へ展覧会を見に行った。

初めて見た作家の作品も多く、関西のギャラリーあがりの作品も目立った。

正直言うと、めちゃめちゃ良かった!という作品は非常に少なく、退屈な展示だった。しかし、有名無名に関わらず作品を通して"80年代の画家たちの姿勢"が伺えたように思った。美術館に展示できるほどなので一人一人の作家はキャリアも十分な筈。

作品が面白くないと言うよりは展示に問題があったのかもしれないが、まぁ、単純に80年代当時、バブリーな時代にも画家ってこんな沢山いたんだね。続けたもん勝ちだね、と感じたのだ。

30代も半ばとなり40代を見据えた自分が食える食えない関係なく、画家としてどういった態度であるべきか。それを突きつけられることが最近多い。

守らなきゃならない家族がいて、運営している場所に集まるお客さんや仲間もいる。

もう中途半端なことはできない。それでも思いついたことに対してはフットワークを軽くして取り組みたいし、制作以外のことでも実験的なことは発信し続けたい。見極めは必要だが失敗は失敗で次に繋げる。続けるなら続けるでしっかり先を見据える。

発信すべきことはまだまだある。


大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。