私のプロットイメージはこんなでした
私が他の二人に映画を作るプロジェクトにしたらどうかなと思っている・・・と、投げかけた時に、漠然とイメージしていた映画のプロットはと言いますと・・・。
今、自分の周りで起こっていることをフィクションを混ぜながら描いてゆくというものでした。
実際に、『海』のことに出会ってから、その周辺ではすごく面白い事が起きていたし、頻発と言っていいでしょうね。不思議と人との出会いの連鎖みたいなのも加速していたし・・・何かある! って感じなんです。それは今もなおそうです。
だから、そういう諸々をそのまま描いて、そこに、フィクションの主人公を立てる・・・というのが私のイメージでした。
なぜか、日本から見ると地球の地軸の真裏の南米の真ん中でボートを作る会社がある。そこであるボートを作ると地球が平和になるっていう理屈を持ってて・・・しかし、聞いていくと、なるほど! 平和になっちゃうじゃん!! て、腑に落ちちゃう理屈があったり。
そういう、海洋理論というか思想を、全国を回って語り続ける鬼瓦のような親父がいたり。
その南米のボート工場で作ったボートに乗ったら、世界平和! 環太平洋はここからだ! という声が聞こえて来て、ボートの上で号泣するおばさんが現れたり。
豊かな日本にいれば何の苦労も無いかもしれないのに、南米に行って、洪水に浸かりながら、真っ黒に日に焼けてボートを作り続けている日本の若者がいたり。
埼玉にいた20代の若者。新婚で、子供も生まれたばっかりなのに、津波被害の一番大きかった東北の地に引っ越して、東北復興のためにそのボートを作るって言って、移住しちゃったり。
その移住しちゃった若者夫婦を何とか応援するぞって、おっさん、おばさんが頑張っていたり。
で、なんか、そんな荒唐無稽というか、世界が平和になるボート、みたいな、稀有壮大な話をしていると、なぜか、不思議と人が集まって来ちゃったり。
事実は小説より奇なりで、何か、色々起こっているんですよ。
だから、それをそのまま活かして台本を作れないかな。その中にちょっとしたサスペンスがかかる要素を入れて・・・と、思っていました。
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