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コンサルタントは役に立ちそうにない商売である。

コンサルタントは問題を完全には解決してくれません。

問題解決をするには、現状を知らないと難しいです。それには物事を単純に捉えること、これが現状を把握するのに役立ちます。

問題解決に必要なことは、現状を把握する力につきます。現状を見るには、当事者よりも少し離れた距離のある人が適任です。だからコンサルタントが呼ばれるのだと思います。

経理面は自分で見るより、会計士や税理士に客観的に見てもらう方がいいです。接客に関しては、お客さんに見てもらう方がいいです。当事者だと、甘い見方をしたり、偏った思い入れがあるのでそれを避ける意味です。


経営者さんが自身の事業やお店について問題があると相談する場合、3割ぐらいはその経営者さん自身に問題があるということを聞きます。実際、相談する側に問題があることは多いです。それでは客観的な判断はしづらいので、第三者に現状を見てもらう方が良いのです。

現状を見るときは、単純に見ることです。
問題とは、単純なことが複雑に絡み合うから起こるものです。
単純なことを一つずつ解決していたなら、そうは大きな問題になりません。

放置する、他のせいにする、競争相手の優位性を主張する、いつも自分のことを棚に上げておく、それらによって、問題はいつの間にか複雑化するのです。

このことはどうしてなったのですか?と問いを向けても、返答が曖昧であったり、どうしてかを気づかなかったり、そのようなことは問題じゃないと言い張ったりするケースは多いです。常に別の理由を持ってくる。そのような場合は絡まった糸をほぐすのは難しいです。

でも、大丈夫なのです。意識はしていなくても無意識には問題を感じています。無意識から有意識に上げてもらうことが、問題解決者の力です。それは多くの人に可能なことです。営業の問題を事務方に聞いてみればヒントがたくさん出ます。ものを作っている部署の問題を営業に聞いてみれば、山ほど出てくるものです。

有意識にできないのは本人たちで、周りは見えています。気づいてもらうにはそれらを可視化すれば良いのですが、そういう時間がなければ、本音を少し離れた人から聞いて見ることです。

単純なことを解決してあげれば、全部がうまく回るることもたくさんあります。


問題を発見するには現状を把握することです。
問題は全て人が作りますから、機械のせいにしないことです。
問題は当事者にあるので、他人のせいにしないことです
問題の本質が何かを把握でき、誰が解決すべき問題かをはっきりさせれば、70%は自分たちでなんとかできるものです。
故にコンサルタントを呼ぶのは、客観視したいとき、現状把握をしたいとき、話を聞いてほしいとき、だけで十分です。丸投げしても良いことは全くないのです。

#コラム #ビジネス #コンサルタント #問題解決 #自助

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