まぁまぁ真面目なnote(今しか湧かないであろう作品に関する想いをまとめてみました)

10/6から連載スタートする新感覚小説「ぴぷる」制作に関して思ったことを書こうと思います。

この小説には8人の登場人物が出てきます。そのうちメインキャラは5人の男女+1体のAIです。この5人の関係が複雑に絡み合い、さらに1体のAIがいることによって「人間に求めるものはなにか」とか「感情とはなにか」みたいな哲学的テーマを扱ったコメディになります。

基本的にはコメディなのでシリアスなシーンは極力排除したつもりで書いていましたが、先日文芸を専門とされているインタビュアーさんに取材を受けたところ「小説ぴぷるは、非常に切ない幸福論のように読めました」と言われてびっくりしました。自分では意識していなかったのですが、確かにコメディーを書いているつもりでしたが、結果的に切ない話になっている、ということにその一言で気づいたからです。

「誰とも会わなければ、全員が幸せに過ごせていた。という風に僕は読みました」とインタビュアーさんに言われて、確かにそうだなと驚きました。けれどもこの「誰とも会わなければ」というのは恋愛的なことだけではありません。他人との間に差異を感じるからこそ、自分という個をより認識できる。しかし差異を見つめることによって、他人との間に溝を感じる。

こういった表裏一体の個と他の関係性の中に「人型汎用AI」があるからより感情が複雑になる。

例えば、罪悪感というものは誰のものか?なぜ人は罪悪感を抱くのか。自分が酷いをした、という自覚からか。では酷いとはなにか? 相手が傷つくことか、道徳に背くことか。では相手が傷ついておらず道徳に背いた場合の罪悪感というのは誰のものか。なんのためか。

そのような人間の機微に果たして意味はあるのか。もし都合の良さを追求した結果、感情の意味を追求することが時代遅れとなった近未来が来たとしたらどうだろうか。その場合、傷つくのは誰なのか。など近未来の人間の心について触れた作品となっています。

いま書き留めておかないと忘れてしまいそうなので鮮度が良いうちに残しておきます!では10月6日にお楽しみにしていてください!本誌には載らないプロローグもweb上で公開されますので本誌と合わせてご覧くださいませ!


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「まいにち哲学」


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「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」


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原田まりる

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