まいにち哲学のサイン会と曖昧さと断言の壁(新聞掲載と)

本日は京都の大垣書店京都ヨドバシ店さんで、まいにち哲学のサイン会を行ってきました!京都ヨドバシ店さんは特に大きく展開してくださり、本当にいつもお世話になっております。

トークショーでは参加者の皆様にまいにち哲学に載っている「ハッとした哲学者の言葉」を聞いてその言葉の解説をしたり、制作秘話や自分の好きな言葉についてお話しさせていただきました。

哲学的な質問や、ポエミーな質問やご意見をたくさんいただいてとても楽しいイベントとなりました。特に印象に残ったご意見は「逆境は乗り越える方ですか?回避する方ですか?」という質問や「感傷はウィークエンドだ、という哲学者・三木清さんの言葉にハッとしました」というもので、私自身もよく感傷に浸ることがあるのですが、ああ、これは日常から切り離された時間、ある意味日常へ回帰するためのイニシエーションなんだなと考えさせられました。

逆境に関しては「逆境の先にあるものではなく逆境自体に価値があるように錯覚しない」ように命題を疑うようにしています。うまくいかないことって、うまくいかないという状況に燃えがち&美化しがちですが、それってサハラマラソンの先にオアシスの幻影をつくりだしているようなものなので、別になにも欲しいものがないならリタイアしていいと考えます。

あと、「哲学をバカにすることが真の哲学である」というパスカルの言葉があるのですがまいにち哲学も2週目はバカにしながら読んでほしい、というお話しをしました。

これは「この本クソじゃねぇかw」というポプテピピック的なテンションではなく「格言は断言的」であることに振り回されない、という意味です。曖昧なものをバスッ!と言語化されたものを読むのは本当にスカッとして気持ちがいいしそれが哲学が内包する快楽だとも思うのですが、すべての事象を断定的に捉える、という快楽に慣れてしまうと「すべての事象は断言できるものである」という偏った認識を持ってしまうからです。

物事に白黒つけるのはきもちいいし、曖昧なものを曖昧なままにしておくのは気持ち悪さが残ったりしますが、曖昧さを受け入れてあるものをそのまま見つめる。という東洋思想も時には重要なんじゃないかな、と最近考えています。

あるものを都合よく解釈せず、曖昧さをあえて噛み砕かずに受け入れる勇気というものも世界を理解するうえで必要要素となってくるのでは……と、断言したい気持ちをおさえて可能性としてここに綴ります。笑

可能性をもつというのは曖昧さを容認するということで、曖昧さの中に光を見出す、ということなのかな。一見まやかしにも思えますが、まやかしが残酷なものだとも断言できない、ああ、考え出したら壮大なテーマになっていきます。無限の中にいるという自覚が己の有限さをみせつけてくる的なことかもしれませんね。


そして曖昧なものの中を旅するためには、確信的な港の存在が心の拠り所となってくるというジレンマもありますね。停泊できるような場所をもつことで曖昧さのもつ恐怖に飲み込まれずに済むといった。(写真のポストカードは今日限定の参加記念品です。ポプラ社さんが作ってくださいました!ランダムメッセージを仕込みました。サインや長いメッセージ入りのSRとSSRも混ぜ込みましたw)


本日はみなさまありがとうございました。

次回のトーク&サイン会は2/9に東京の三省堂書店神保町本店さんでおこなわれます!スーパー書店員さん新井さんとのトークショーです!


ぜひそちらもお楽しみにしていてください!

そして読売新聞さんに「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」と京都本大賞のことが取り上げられました!森見登美彦先生の「夜行」有栖川有栖先生の「幻坂」とともにご当地本大賞についての記事です。


朝日新聞さんに「まいにち哲学」が取り上げられました!ありがとうございます!


■ 366日。日めくりで哲学者の教えと出会う

「まいにち哲学」


■哲学ワークと性格診断テストで「わたし」を徹底分析し、才能を成長させる 

「日々の悩みが消える哲学手帳2018」(週間ダイヤリーに哲学者名言入り)


手帳の詳しい内容はこちらに載ってます→https://note.mu/haradamariru/n/n53b1d411922e

■第五回京都本大賞受賞。一度きりの人生について考える、哲学エンタテイメント小説 

「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」

小学館モバMANにて連載中!コミック版はこちら!!!

https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=12856


■オンラインサロン

DMMラウンジ「この哲学がスゴい!」

https://lounge.dmm.com/detail/242/





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原田まりる

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