【同じ時間・異なる考え】
「Bちゃん本当ごめんだけど、宿題見せて欲しい!宿題やる暇がなくて」
高校生だというのに、なんとも恥ずかしい頼みだ。でもここは恥をしのんででもお願いしないといけない。なぜならあたしは勉強なんてまるっきし苦手で宿題に目すら通していなかったからだ。そして、この宿題は未提出でも、間違いだらけでもどちらにせよ、間違いがあれば放課後残ってやり直さなければいけない。だから自分でやっても仕方がない。そういう理由もあって戦略的にやらないことにしたんだ。苦手なものとは、誰かに頼むまでのことだとも