2009年3月8日

【年齢】

12歳(小6)

【この日のできごと】

◎伊勢丹に行った。ホワイトデーで作るスコーンキットを買う。

◎中学のローファーも買う。

◎前日、中学の制服と制鞄が届いていた。

◎そのため中学の準備は「カ・ン・ペ・キ♡(原文ママ)」


この年はたしか、イチゴのスコーンを作った。

私の通っていた小学校はお菓子など完全禁止だったのでバレンタインもホワイトデーもなかった。…のだけど、前年から行き始めた新しいバレエ教室ではバレンタインにお菓子大交換フェスティバルがあって、すっかりもらいっぱなしだったのでお返しに作ったはず。そこそこ上手くできたはず。

あっ、普段お菓子を作らない人でもスコーンって案外作れてしまうのか…という認識がここで芽生え、22歳の深夜1時に突如スコーンを焼きだすという出来事に繋がってゆくのである。

新宿の伊勢丹はたしかまだリニューアルする前で、今よりもちょっぴりトキメキが多かった。個人の意見です。なんだかもっと雑然としていて、古臭くって、それゆえに「簡単には見つけさせねーぞ」っていうハードルの高い高級感があった。今でいうと日本橋三越みたいな。

製菓用品を売るチェーン店があって、そこでキットを買った。大人になったらここでキットじゃなく材料をきちんと買い揃えるのかな、オリジナルレシピで作っちゃったりするのかなとか思っていた。貴和製作所に行ってもユザワヤに行っても同じ想像をしていた。なお、現在も目処はたっていない。


中学生は、大人の一歩手前だと思っていた。

小学生は100%子供なのだけど、きっと中学1,2,3っと上がっていくにつれて子供率はゼロに近づいてゆくのだろうと思っていた。

これ絶対ドラマの悪影響だと思う。ガッキーとか長澤まさみとかが中学生の役やってたせいだと思う、あれほんとよくない。今もハタチ前後の俳優さんがしれっと中学生の役やって有村架純とちゅーしてる、あれよくない。ほんとよくない。

その装備がひとつ、ひとつと揃っていくにつれてトキメキも増幅されていった。小学校にいるうちの自分なんて簡単に想像がつくけれど、これからの未来はどんどん予測不可能になっていくんだ。隣の席のあの子とも全く違う未来を歩むだろうし、できることも今の私の想像をぐんぐん超えてゆくのだろう。

私の個性や得意なこと、頑張りや結果、今は線香花火みたいに人知られず消えてばかりだけれど、ここから打ち上げ花火(特大)を目掛けてどんどん伸びてゆくんだ。


小学校卒業前の私はだいぶドラマチックに盛り上がっていた。新しい歯車が訪れる兆しは日に日に高まっていた。きっとすぐ大人になってしまうから、子供の私を忘れないように。そう思って、日記をつけ始めたのだった。

5

ぎしちゃん

カコブンセキ

2009年からつけてきた日記を読解します
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