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「東京米スター」の存在意義…その6「いざ」と言うときに…あって良かった!近くの米屋!

さて…前回からの続き。「東京米スター」についてのお話しです。

都内には800軒近いお米屋さんがいますが、その中でお米屋さんならではの資格を有している米屋が数軒あります。

その資格とは、

お米マイスター と 東京米スター

の2つです。

一般消費者にとってこの違いはよく分からないと思いますが、端的に申し上げますと

東京米スターは、

都内消費者の皆さんにとって、より身近にお米についての『困った』を解決してくれるお米屋さん

と言えましょう。

そして具体的にその違いについて、数回に分けて紹介しています。

今回は6回目です。

タイトルにありますように今回は

「いざ」と言うときに…あって良かった!近くの米屋!

です。

大地震やパンデミックといった天災があるたび、消費者の皆さんはお米を確保するため、必要以上の量をお買い求めになります。

それは戦中戦後の食糧難の記憶が引き継がれているということがありますが、そもそも「お米は保存がきく」ということが大きいようです。

しかしいくらお米は保存がきくといっても、一般のご家庭では保存するスペースに限りがあります。
また消費量が急に増えるわけではありませんので、お米を大量に買い込んでもなかなか最後まで消費しきれず、そのまま新米の時期を迎えてしまうのです…。

そういったときにご活用いただきたいのが「ご近所の米屋」です。

そう、都内の米屋は皆さんにとっての「米蔵」なのです。必要な量のお米を、必要なときに購入することができるのです。

そしてその「米蔵」をいざというときこそ活用できるように、普段から米屋にお米をご注文されることをお勧めします。

米屋は昔からデリバリーが当たり前でした。それはお米が重たいからです。

そのため米屋は普通の商売よりも、お客さんとの距離がだいぶ近い業種と言えるでしょう。
配達頻度からお客さん一軒一軒がどういったお米を、どれくらいの量を消費しているのかも把握しています。
そのため冒頭のような大事があっても、米屋は「お得意様ファースト」で動きます。皆さんのお米を一見さんには売らずに残しているのです。

そういった意味では近くの米屋に皆さんが口座を開いておくことは、もしもの時のリスクヘッジにつながります。

大事がおきても電話一本でいつも通りにお米を配達してくれます。もし何かあっても、皆さんはお米を求めて米屋に並んだり、スーパーの棚から慌ててお米を買ったりする必要がないのです。

ちなみに…都内の米屋の多くが、行政と提携を結んで一定量のお米を備蓄しています。そしていざというとうときに都民に放出することになっているのです(どのような方式で都民に放出するかは地方自治体により異なります)。
ここからも、街の米屋は皆さんにとって大事なインフラであることがお分かりいただけると思います。

さてここでお米にまつわる簡単なサバイバル術…特に「水に余裕が無い場合」について二つほどご紹介しましょう。

①洗米…お米はわざわざ洗う必要はありません。最近の精米機は性能が良いため白米にそれほど糠は残っていないからです。

②炊飯…水以外でも炊飯は出来ます。それこそ缶コーヒーでもジュースでも良いのです。米のでんぷんは生のままだと人間は消化できません。何はともあれお米に熱を通し、でんぷんを柔らかくすることが最も大事なのです。

私たちの命を脅かす天災は、いつ何時発生しても不思議ではありません。それはここ20年の出来事を振り返れば明白です。

だからこそ「必要なときに必要だけのお米が確保できるよう」にご近所の米屋を確認しておいてください。

そして…「いざ」という時にもきちんとわたしたちのお米を確保してくれるような関係を、今から築いておいてください。

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「楽しくなければお米ではない!」
有限会社 小池精米店
三代目 小池理雄(ただお)

五ツ星お米マイスター
東京米スター匠
6次産業化プランナー(中央サポートセンター登録)
社会保険労務士

東京都米穀小売商業組合所属
東京都ごはん区メンバー

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