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#新しい働き方LAB #地方観光DX研究報告 / haraLAB

私が参加したプロポーザル案件は、1勝2敗。打率にすると3割3分3厘。
これが、今回参加したプロジェクトの「戦果」です。
年齢もキャリアも異なる初めてのメンバーが集まることで、どのような「化学変化」が生まれるのかを楽しみに取り組んだので、結果だけではなく、そのプロセスから学んだことも個人的には「成果」の一つです。

通常の業務は、クライアントからの依頼がスタートなので、今回のように自分たちで案件をピックアップし、参加要件を検討し、プロポーザル案を構築するという流れは新鮮な体験でした。個人の作業としては、各自治体の観光プロモーションの「お題」に沿った背景データの整理から戦略ロジックの構築・コンセプトの抽出と、通常の業務と変わらなかったのですが、それを具体化していくプロセスでの他のメンバーとのやり取りは手探りで、不完全燃焼な部分が残ったのも事実です。
(3つの案件に参加しましたが、個々の案件については秘匿義務もあるので割愛し、「没企画」の一部を作業サンプルとして以下に掲載します。)

「没企画」コンセプトワーク見本

誰がどのようなスキルを持っているのか、凡そは分っていても、お互いがどのように機能すれば良いのかまでを予測することが難しかったのは事実です。ゴールイメージを共有するために、プロポーザル案を組み立てていく中で上記のような資料をいくつか作成したのですが、必ずしも「共通言語」にはなりませんでした。その結果、「待ち」姿勢のメンバーが多くなり、PMの業務負担が増大し、新たな案件に対して手を挙げるPM候補者が出にくくなるという悪循環に陥ってしまったようにも思います。

この辺りは、コミュニケーションの量と質の問題でもあるので、限られた期間の中で解決するのは難しいかもしれませんが、将来的にプロジェクトを拡大していくためにも、「PM育成ステップ」をプロジェクトへ組み込むことは重要な課題になると考えています。

また、Slack上に様々な交流の仕組みも準備されており、それを上手く活用している人もいるのですが、あまりに情報量が多すぎるために、私の場合はプロポーザル作業以外の部分で関わることは断念しました。
逆に言えば、PMに依存しすぎない、案件単位でのメンバー相互の緩やかなチャット等で、「共通言語」の問題を解決できるのかもしれません。
自分に必要な情報接点をコントロールしていくことはフリーランスには欠かせないスキルでもあるので、この辺りは今回のプロジェクトに限らず、日常的な取り組みの中で個人的な課題として改善していくつもりです。

半年間という短い期間で多くの気づきを与えて頂き、有難うございました。

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