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ラストの病的船団メーリング公開してみます。

ハラマサの病的船団メーリングvol.7
『生きてみたら』


病的船団が終演しました。

終演してから、二日経ちました。笑
のんびりしてすみません。笑

舞台は終演しましたが、僕はもちろん、他のキャストやスタッフの想い出SNSは続いてますし、個人的な連絡の取り合いも多く、それがみんなが『病的船団』を心から楽しんでいた何よりもの証拠なのかなと思います。

今回は本当に久々のミュージカル出演で、難しさはもちろんありましたが、自分らしく楽しめるシーンも多く、挑戦に溢れた充実した日々でした。

前半のゼクソンとの二人のシーンは、とても自由度高く演じさせてもらったのですが、自由度高いということはグダる可能性も大いにあるということで、全シーンの中でも一番くらい集中して臨んでいました。毎回格闘家のリングインくらいの気持ちでした。笑

自分なりに精一杯やって、それなりに手応えはあったものの、みんながどう受け取ってくれるかは少し不安もあったのですが、楽しかったとの声も多く、また共演者からもお褒めの言葉をいただけて、胸を撫で下ろすと共に、やり切って良かったとあらためて思えました。

今回、僕が心に秘めていたシンプルなメッセージは「みんな色々あるけど、生きていこう。生きてみよう」でした。

歳を重ねたからか、痛みを知った上での優しさにめっぽう弱くなり、「人という字は支え合って...」という金八先生の言葉に普通に感動してしまう仕上がり具合なので、そんなメッセージを全力で届けられることがとても嬉しかったし、そんなメッセージと向き合い続けるうちに、自分にもまた少し、優しくなれたようでした。

結局ほとんど共演者さんの紹介もできませんでしたが、XやInstagramで沢山紹介しているので良かったらそっちも見てください。

そして今回僕が本番を経て思ったのは、「やっぱり僕も舞台を作りたい」という事でした。
実は10年前くらいまではよく自分で舞台を作っていたのですが、中々うまくいかなくなり、ここ数年は全く作っていませんでした。
最近はカフェ芝居中心で、それはこれからも大切なまま変わりませんが、病的船団の楽しさは、舞台をまた作りたいという僕の秘めた想いを強くさせました。
急に思い立った訳ではなく、ここ数年少しずつ少しずつ高まっていた想いが後押しされたような感覚で、今後の自分の航海の目指す先を指し示してくれたような、病的船団は僕にとってまさに、生きていく途中で乗り込んだ船でした。

あらためて、本当に楽しかった。だからこそ、また早くこんな楽しい経験がしたい。その想いを燃料に、次に向かいます。
いつも言ってしまうんですが、6年前、身一つで大阪に来た時に、知り合いも一人もいなければお金も無くて未来なんてもう無い気がしたあの日の先に、まさかこんな幸せな経験ができる日が来るなんて、夢にも思っていませんでした。

別にずっと頑張ってた訳じゃありません。よくサボってきましたし、今もよくサボります。
でも、ここぞという時は、本気で向き合ってきました。
悩むことから逃げることも、逃げず向き合うことも沢山。
自分に優しくなることの大事さも、厳しさを持つ強さを身につける必要性も、何度も何度も学び直して、まだまだ学び途中です。
そんな、なんだか色々混ぜこぜで表現し得ない、自分なりの悪戦苦闘の日々の先に、キラキラと輝く病的船団の景色がありました。
生きてみたら、良いことありました。
だからこれからも悪戦苦闘しながら、生きていこうと思いますし、時に誰かに、手を差し伸べられたらと思います。

やっぱり出会えて良かったです、病的船団。
そしてこのメーリングを読んでくれてるあなたとも、こんな形のご縁ですが、繋がれて良かったです。
いつか笑って、たわいもない事を話しましょう。
それまでお互い、先のわからない航海を時に笑顔で、時に歯を食いしばりながら、生きてみましょうね。

ハラマサの病的船団メーリングでした。
ありがとうございました!

ハラマサ

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