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せやから!

先日、演出の大熊さんと流れで稽古後に差し飲みをした。

稽古が始まって、一度頭からザーっと骨組みを作り

そこからもう一度頭に戻って、細かくシーン作りをしていき

新シーンも次々と追加されながら

稽古が始まって一ヶ月以上、とうとうラストシーンまでシーン作りが完成したのがこの日。

そんな日のささやかなお祝いを共にさせて貰えたこと、とても嬉しかった。

主宰とか、脚本演出とか、そういう立場には常に逃れられない責任感が付き纏う。

緊張の糸みたいのが日々途切れずずっと続いている。

必ず公演を成功させると、誰よりも強い想いで立ち続ける立場。

人として強くならなくてはやってられない。柔軟にならなくてはまとめられない。魅力的にならなくては引っ張れない。

でもそんな重責が付き纏ってる顔を稽古場でしてる訳にもいかないので平然としてる。

と、これまでの僕の個人的な経験の実感として、そんな立場だなぁと思っている。

あくまで僕が思うことで他の誰にも、今回で言えば大熊さんに当てはまってるかはわからない。

僕なんかでは比べ物にならない程、作品を作ってきて、戦い続けてきた百戦錬磨の大熊さんは、そんなこと慣れっこだろうとも思う。

ただ、そんないつも平然と稽古を円滑に進めている大熊さんが、ほんの少しだけホッとした表情をしているように見えた。

少なくとも、僕はそう受け取った。そんな意味合いのこもった乾杯なんだと思って、まだまだ稽古は続くのでひとまずではあるけど、心からのお疲れ様とありがとうございます、の気持ちで、短い時間だけどお酒を共にした。

壱劇屋さんの好きなところは、劇団員さんみんながみんな、大熊さんを心から慕ってるように感じるところ。

その心が稽古場に溢れていて、いつも居心地が良い。

劇団員みんなをそんな想いにさせられる理由が、関わるほどにわかってくる。

大熊さんのその日のツイートの言葉を借りれば
「せやから空スペは良い作品になりそう!!!」
と言ったところ。

絶対成功させたい公演です。

7/28から始まります。
良かったら!是非!観に来てください!!!

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