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FF4 ベイガン

FF4の思い出といえば、間違いなくベイガンではないだろうか。僕はRPGに関してはゲームをやめるタイミングを決めていて、FF4に関してはベイガンを倒したらそこで事実上のエンディングを迎えていた。ベイガンは、あまりにも可哀そうだ。パロムとポロムを連れて、バロン城奪還へと向かった主人公一行。モンスターの襲撃を受けたシドを守るために唯一近衛兵として生き残ったベイガンは主人公達と友に行動することを決めるのだが、突然魔法使いの双子がベイガンに向けて「臭い!臭いんだよ!」としきりに言うのだ。どうやら魔物の臭いがベイガンからするらしい。この双子、大した嗅覚である。ベイガンは嘯いた様子で辺りを見渡すと、さらに双子に突っ込まれてしまい、バロンではなくゴルベーザへの忠誠を明らかにし、正体を晒すことになる。

「やめていただきたいですな・・・そんな言い方は」

そのベイガンがとにかく”魔物”臭いらしいのだが、初見の時は意味がわからなく、ましてや当時はハラマセルフもキッズだった為にその後のベイガンの発言が直撃してしまい、思わぬショックを受けてしまった。臭い臭いって子供には強烈な印象を与えると思うし、僕も子供の頃は中耳炎が悪化し耳から信じられない臭いを発していて、同級生には危険視され、後に嫌々手術をするほどになるのだが、それはさておき誇り高きバロン城の近衛兵だとして子供に臭っせー言われたらそりゃあ許せんなるわなと思って後程アニキにベイガンがいかに臭いで傷ついたかを力説している時に「そうじゃないんだよ、ベイガンは主人公を罠にハメようとしていたんだよ」と教えられたのだけど、幼少期に遊んだ影響か完全にベイガン激臭のイメージが固定されて、払しょくされることはなかった。僕はベイガンが好きなのがそれだけではなく、本体を先に倒すと、残った右腕、左腕が自爆を行うという、ゴルベーザに乗っ取られて完全にイっちゃってる所と、やっぱりデビルマンのように魔物に変身するところだろうか。人間が何者かに変身するというのはとても色気があり、アトラスが出していたアバタールチューナーシリーズや、格闘ゲームでは獣化するブラッティロアなどの作品は題材として個人的に素敵と思うし、僕が繰り返しやりたい題材の一つにもなっている。最近リマスター版の発売が行われているようなので、みんなもまたプレイして振り返ってみては。

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