「頑張って友達している」と感じたら

  友達だと思ってない。友達じゃない。だけど、そう呼ぶしかない。そう呼ばないと危害を加えられそうな気がする。(実際には加えられないんだけど)みたいな関係性の人がいます。私はその人のことを「大学の友達」と呼んでいます。
 
 いつもは日記を垂れ流しているだけの私ですが、今回は私の日記にたびたび登場する、「大学の友達」について書こうと思います。

 その「大学の友達」は、自分の話をばかりすることで、私の時間と精神を削っていきます。具体的に言うと、恋愛相談をしてくるくせにアドバイスはきかないし、深夜に泣きながら電話をかけてきて一方的に話して勝手にすっきりしてるし、うまくいっているときはのろけ、私に彼氏を作るよう進言してきます。

 最近、「あなたが嫌いな人には、あなたと似ているところがある。だから、嫌う前に少し自分をふりかえってみて」という記事を読みました。

 ぜんぜん納得いかなかった。私は彼女が私にしたようなことを、他人にした記憶はありません。彼女と同じ状況になったことがないだけかもしれませんが。たとえなったとしても、しないと思うのです。

 そこで私は、もうひとつの考えを提唱したいと思います。

 「あなたが嫌いな人は、あなたが自分に禁止していることを実行している人」

 私だって自分の話をしたい。だけどそれが相手の迷惑になると知っているから我慢している。でもあの子はしている。私の迷惑になるとも考えずに。

 「私とは似ていないけど苦手な人」がたくさんいます。肌を出す服を着る人、恋愛にガツガツしている人、面白くない話をダラダラ続ける人。それはすべて、私が私に禁じていることです。

 とても生きづらい。でも無理に好きになろうとするのも辛い。

 ただ、何故嫌いなのかを冷静に考える、それを大切にしようと思います。ちょっとは落ち着くから。そして分かったところで無理なものは無理だから、距離を取る。私の嫌悪が相手に気付かれて、相手を傷つけないように。

 距離を少しずつ長くしていって、見えない所へ行ける日が来るかもしれない。距離が縮まる日が来る可能性もある。

 とりあえず今は、この距離で。
 

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