あのね、実はね・・・。

お腹の不調から一転、昨夜歯茎の痛みに襲われました。
どうなっとんねん、私の体。
夜は眠れたものの、痛みで寝付くまでに時間がかかりました。
翌朝目覚めたら激痛は消えているけど、まだなんとなく痛い。


こんなことが続くようなら困るし、そういえば歯医者にしばらく行ってないしなー、と思ったので久しぶりに歯医者へ行ってきました。

最初に行こうと思ったのはA歯科(ここも含め実際のイニシャルとは関係ないです。)一番家から近いし、新しく評判がよい。でも不安はありました。
なぜって下の子の同級生のママ友が働いていると最近知ったからです。だってー、なんとなく恥ずかしいじゃないですか。口の中を見られるのって他人だからよいんです。知ってる人、しかもママ友に見られるってちょっと恥ずかしい。「こいつ歯の磨き方がなってないなー。」とか思われていたら嫌だから、抵抗あります。
でもなー家から近いし・・・。
というわけで悩みつつも予約の電話をしたら、A歯科は予約がいっぱいで今日も明日も診察してもらうことは難しく断念。
残念だけど、ちょっとほっとしたのも本音。



次に頭によぎったのはB歯科。
でもここはなしです。
B歯科はA歯科の次に家から近い。先生の腕もいいと評判。
ただ先生と私の相性がよくないんです。
どうでも良い話なのですが私歯医者さん苦手なんです。
いや、得意だと言う人の方が少ないと思うのは知ってます。
知ってるけど私かなり苦手な部類です。
なぜかというと、私顎関節症なんですよ。
だからね、大きな口をあけて「あー」って長時間いることが辛いんです。

この話を以前B歯科で先生にしたら、
「わかりました。じゃあしんどくなったら手をあげてね。」
って言われたので、ほんまにしんどくなったタイミングで手をあげたんですよ。そしたら、
「えー、これくらはがんばってもらわな困るわ。」って言われた!
(えー、私も困ってるから手をあげたんですけどっ!)

ま、確かに私普通の人よりははるかに早めに手をあげたんだと思います。
効率悪いからやりにくい患者なんでしょうね。
でもだから無理無理〜って手をあげたのに、結局困るって・・・。
ドSがすぎませんか。
私は一応Mですが、歯科治療においては普通に優しくされたいわよ。
とういわけで、B歯科は先生のドS対応に私がついてゆけないので却下。



C歯科はちょっと家から離れますが、日頃から長男がお世話になっています。
だから先生のことはよく知っています。
この先生も若干厳しめ。でもそれは子供相手であってもダメな時はダメってピシッと言う先生という意味であって、良い先生なんです。

ただ私はかくかくしかじかの経緯がありますから、ビビっていたのですよ。「お母さん、困りますよ。それぐらいがんばっていただかないと〜。」(←妄想です。)
みたいな感じで言われるのだろうか、そしたら私、また歯医者探しの旅に出る!と思っていたくらい、びびっていました。

でもいざ今日実際C歯科に行ってみると、先生は息子のママとして接した時よりも話がしやすい良い方でした。
私が最初に「顎関節症だから口を大きく開けるのが苦手で〜」とやんわり言った時点で、
「ああ、それは辛いですよね。」と先生。テキストで表現できないのが悔しのですが、その言い方がいつにも増して柔らかかったんです。

だから今だ!と思って、
「はい、そうなんです。でも先生的には困りますよね。すみません。」と言えました。
そうしたら「いえいえ、大丈夫ですよ。ゆっくりやりましょう。」と言ってくれて、ほんまにゆっくり進めてくれました。

ちなみに歯茎の腫れは、私が連日の体調不良で抵抗力が衰えているタイミングで、歯茎に菌が入った可能性が高いとのことでした。これとは別で虫歯があったので別日に治療することに。
また歯医者に通うのは憂鬱ですが、この先生となら私がんばれそう。



「あのね、実はね・・・」
このテンションで人に相談している時って、一応こっちも申し訳ないって思いながら言っているのですよ。

それをB歯科の先生のように、わかったふりして結局受け入れてもらえないと悲しい。例えば、「歯の磨き方がよくないよ〜」とか、私の生活態度の問題で厳しめに言われるならら仕方ない。だけど、顎関節症って、自分ではいかんともし難い問題を相談したのに、その対応はないでしょーって思ってしまう。だったらもう何も相談したくないやー、って思ってしまう。

そういうものですよね。
”わかってくれる””わかってくれようとする”
「共感する姿勢」ってやっぱり大事なんだと思います、何においても。

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浜田 綾(コトバノ):ライター
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